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米、数日内に初の極超音速ミサイル発射試験

米、数日内に初の極超音速ミサイル発射試験

Posted April. 01, 2021 08:19,   

Updated April. 01, 2021 08:19

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米国が開発中の「極超音速ミサイル(AGM-183A)」の初の発射試験を近く実施すると発表された。北朝鮮の核脅威や中国、ロシアの軍事的膨張に対抗した米国の新型兵器の開発が加速する契機になるものとみられる。

 

31日、米空軍によると、B-52H戦略爆撃機で極超音速ミサイルを発射する試験が数日内に実施される。カリフォルニア州近くの太平洋公海上には、先月30日から航行禁止区域が設定され、1日頃に発射試験が行われる可能性が提起されている。米空軍は、B-52H爆撃機に極超音速ミサイルを装着した飛行テストを行ってきたが、実際に発射されたことはない。これまでの飛行テストの結果に基づいて、初の発射試験が実施される。

極超音速ミサイルは、発射後に分離した弾頭が最大音速の20倍(時速約2万4690キロメートル)以上で落下し、地上の標的を攻撃する。釜山(プサン)付近の上空で撃てば、平壌(ピョンヤン)を85秒後に攻撃できるということだ。音速の5倍以上で変則起動が可能で、落下の速度が速く、現存のミサイル防衛システムでは迎撃が不可能だ。全世界どこでも1~2時間内に攻撃が可能で、戦争のルールを変える「ゲームチェンジャー」とも呼ばれる。米国は発射試験を終えた後、早ければ来年から戦力化する計画だ。


尹相虎 ysh1005@donga.com