Go to contents

米下院、故ヨンオク・キム大佐に「議会名誉黄金勲章」授与を推進

米下院、故ヨンオク・キム大佐に「議会名誉黄金勲章」授与を推進

Posted March. 29, 2021 08:44,   

Updated March. 29, 2021 08:45

한국어

米国の4人の韓国系下院議員が27日(現地時間)、米軍初のアジア系戦闘大隊長のヨンオク・キム(金永玉)大佐(1919~2005)に「議会名誉黄金勲章」を授与する決議案を発議した。

議会名誉黄金勲章は、米議会が民間人に授与する最高位の勲章。最近、米全域でアジア系への嫌悪犯罪が猛威を振るう状況で、アジア系米国人の功労にスポットライトを当てる狙いがある。

マリリン・ストリックランド(58・ワシントン州・民主党)、アンディ・キム(38=ニュージャージー州、民主党)、ミシェル・スティール(65=カリフォルニア州、共和党)、ヨン・キム(58=カリフォルニア州、共和党)議員らは同日、キム大佐の指導力と人道主義の実践を称えて議会名誉黄金勲章を授与するという内容の決議案を提出した。ストリックランド氏は、「人種差別や嫌悪犯罪が爆発的に増えている今、アジア系米国人が国家に貢献していることを広く知らしめることが重要」と発議の理由を説明した。

 

1919年にカリフォルニア州ロサンゼルスで、独立活動家の金順権(キム・スングォン)氏の長男として生まれたキム大佐は、第2次世界大戦と韓国戦争に参戦し、輝かしい功績を挙げた。

 

1972年に退役した後、戦争孤児を献身的に支援し、韓国系の健康情報センターや韓米連合会、韓米博物館などの設立に尽力した。この功労が認められ、米政府から銀星章と勲功章、青銅星章を授与されたほか、フランス政府からレジオンドヌール勲章、韓国政府から武功勲章も授与された。2005年に死去し、ハワイ州ホノルル近郊の国立太平洋記念墓地に埋葬された。


金民 kimmin@donga.com