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北朝鮮のミサイル発射にバイデン氏が警告、文大統領は「対話で」

北朝鮮のミサイル発射にバイデン氏が警告、文大統領は「対話で」

Posted March. 27, 2021 08:09,   

Updated March. 27, 2021 08:09

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バイデン米大統領が25日(現地時間)、北朝鮮の短距離弾道ミサイル(SRBM)発射に対して「事態をエスカレートさせれば相応の対応をする」と警告した。また、北朝鮮の弾道ミサイル発射は、国連安全保障理事会の決議違反という点も明確にした。しかし、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、北朝鮮のミサイル発射と関連して「国民の懸念が大きいことは承知している」としつつも、対話を通じて韓半島および北朝鮮核問題を解決する考えを強調した。

 

バイデン氏は同日、ホワイトハウスで行われた就任後初の記者会見で、「北朝鮮の弾道ミサイル発射にどのような措置を取るのか、そして大統領が考えるレッドラインは何か」を問われ、「北朝鮮による弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議1718号に違反している」と語った。また、「同盟やパートナーと協議している」と付け加えた。北朝鮮が発射した発射体が弾道ミサイルであり、国連安保理決議違反であることを指摘すると共に、今後の対応をめぐって韓国、日本など同盟国と協議を進めることを確認したのだ。また、「(北朝鮮が)事態をエスカレートすることを選べば対応する考えであり、相応の措置を取る」と警告した。米国は同日、国連安保理制裁委員会の招集を求めた。

バイデン氏は、「外交の用意もある」とし、今回のミサイル発射で北朝鮮との対話の扉を閉じはしないという考えも明らかにした。「ただし、非核化という最終結果が条件でなくてはならない」とし、非核化の進展が共になされることを強調した。バイデン氏は、記者が「オバマ元大統領が言ったように北朝鮮が外交安保の最優先懸案だと考えるか」と問われ、「そうだ」と答えた。

文大統領は26日、京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の海軍第2艦隊司令部で開かれた「第6回西海(ソヘ・黄海)守護の日」記念式で、北朝鮮の弾道ミサイル発射と関連して、「対話ムードを困難にすることは決して望ましくない」とし、「今は南北米が対話を続けるために努力しなければならない時」と強調した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 パク・ヒョモク記者 lightee@donga.com · tree624@donga.com