米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官が訪韓した17日、米太平洋空軍司令部がステルス戦闘機F22(ラプター)を在日米軍基地に前進配備したことを公開した。
同日公開された写真には、ハワイのパールハーバー・ヒッカム統合基地所属の4機のF22が12日、山口県の米軍岩国基地に到着した様子が含まれている。米太平洋空軍司令部は、「主要戦力の柔軟かつ躍動的な配備を通じて、自由で開放的なインド太平洋地域を維持するという米国の約束を示す」とし、「いかなる場合にも高度な戦闘態勢を維持している」と明らかにした。
F22は、岩国基地に配備された米海兵隊のステルス戦闘機F35B、日本航空自衛隊と共同訓練を実施する。米国はこれまで最強の戦闘機とされたF22を沖縄県の嘉手納基地に前進配備してきた。韓国の休戦ラインからの直線距離で約640キロ離れた岩国基地に配備したのは異例。
軍関係者は、「F22の作戦半径と性能を考慮すると、北朝鮮に対する警告であり、中国牽制の意味が大きい」と話した。バイデン政権の外交安保トップの初の韓日訪問に合わせて配備を公開したことも、このような情況を裏付けるということだ。
尹相虎 ysh1005@donga.com