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ソウル市、中高校の新入生に30万ウォンずつ支援

ソウル市、中高校の新入生に30万ウォンずつ支援

Posted February. 09, 2021 07:42,   

Updated February. 09, 2021 07:42

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ソウル市は今年から、中高校の新入生に入学準備金30万ウォンを支給する。中高校の新入生全員に入学準備金を支給するのはソウル市が初めてだ。従来の制服購入費支援の恩恵が、私服校や特殊学校の生徒には届かないという指摘を受け、制度を補完したのだ。

ソウル市が8日伝えたところによると、今年、中高校に入学する生徒は、親の所得とは関係なく、今月中に1人当り30万ウォンの入学準備金を受け取る。制服の指定のある学校の場合、制服購買支援金として一括処理される。もし、貰い受けた制服を着る場合や、制服を着ない学校に入学する予定なら、入学準備金で体操着や日常服、遠隔授業に必要なスマート機器などを買うことができる。

学校で申し込めば、ゼロペイモバイルポイント方式で生徒に支給される。生徒らは、ゼロペイ加盟店を訪問して、QRコードを利用してポイントを現金のように使用できる。ただ、14歳未満の中学校入学生にはゼロペイポイントを支給できない規定によって、保護者が代わりに受け取る方式だ。ソウル市に届けられた無認可代案教育機関56カ所に入学する青少年も、同様に入学準備金を受け取る。

今年、ソウル国公私立の中高校と特殊学校に入学する新入生は約13万6700人と試算され、約416億ウォンの予算がかかるとみられる。市と25の自治区がそれぞれ30%と20%を、教育庁が残りを負担する。

市の関係者は、「これまで中高校入学生に、『無償制服』政策により制服購入費を支援してきたが、制服を着ないという理由で恩恵を受けられない生徒を考慮して制度を改善した」とし、「家庭の経済的負担を減らし、教育の公共性強化のために努力したい」と説明した。


朴昌圭 kyu@donga.com