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呉世勲氏もソウル市長選出馬表明、野党は羅卿瑗・安哲秀氏と三つ巴に

呉世勲氏もソウル市長選出馬表明、野党は羅卿瑗・安哲秀氏と三つ巴に

Posted January. 18, 2021 07:59,   

Updated January. 18, 2021 07:59

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野党「国民の力」の呉世勲(オ・セフン)元ソウル市長が17日、「1年間のインターン市長、練習市長の試行錯誤と政策実験を待っている余裕はない」とし、4月のソウル市長補欠選挙に出馬することを宣言した。

 

呉氏は同日、自身がソウル市長に在職した時に作ったソウル江北区(カンブクク)の北ソウル夢の森で記者会見を行い、「短時間に膨大なソウル市の組織と事業を把握することすら不可能だ」とし、「当選翌日から直ちに市政を陣頭指揮できる経験ある老練な市長が必要だ」と強調した。候補の中で唯一市長経験があることを強調し、野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表、羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)前「国民の力」議員との差別化を図った。

呉氏は、2011年に給食の無償化に反対して市長を辞任したことについて、「ソウル市民と党に大きな負い目がある」とし、「贖罪の気持ちで、強い責任感でこの場所に立った」と述べた。呉氏はこれに先立ち、「安氏が入党すれば出馬しない」と発言したことに対しては、「野党分裂の可能性を遮断できる方法と判断した提案だったが、党員同志の思いを十分に推し量ることができず、謝罪する」と述べた。また、「大統領選の考えはない」とし、「(再選に挑戦し、)5年間は大統領選に挑戦する考えは頭の中から消す」と述べた。

ライバルの羅氏は東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「市長だったということは長所だが、10年間でソウルは大いに変わった」とし、「10年間の長い空白は短所」と牽制した。また、「選出職でソウル市長以上は考えていない」とし、「当選すれば当然、再選に挑戦する」と述べた。羅氏は同日、小規模事業者や自営業者、特殊形態労働従事者ら120万人を対象に最大5千万ウォンを1%の低金利で融資する公約を発表した。

安氏は同日、都心再生地域に指定されたが遅々として進んでいないソウル鍾路区(チョンロク)社稷(サジク)2区域を訪れた。安氏は、「再開発が必要な地域に対して都市再生だけに固執したため、住民が不都合なだけでなく安全も脅威を受ける結果を招いた」と批判した。安氏は、野党候補一本化について、「野党のすべての候補が今後ソウル市をどのように変えるのかビジョンと政策を競うことが望ましい。政策競争、ビジョン競争を通じて野党に対する信頼が高まるだろう」と述べた。野党候補の一本化に縛られるのではなく、政策ビジョンの提示に集中するという考えだ。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com