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孫興民がバーンリ戦で今季8点目、EPL得点ランク単独トップに

孫興民がバーンリ戦で今季8点目、EPL得点ランク単独トップに

Posted October. 28, 2020 09:23,   

Updated October. 28, 2020 09:23

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トッテナム・ホットスパーの孫興民(ソン・フンミン=28)が今季プレミアリーグ8点目を挙げ、リーグ得点ランキング単独トップに立った。今年1月23日のノリッジ・シティ戦以来9ヵ月ぶりに頭で決めたゴールだ。

孫興民は27日、敵地バーンリーのターフ・ムーアで行われた今季第6節バーンリー戦で後半31分に相棒ハリー・ケインが頭で逸らしたボールを頭で合わせて決勝ゴールを決めた。ケインがCKの場面で頭でゴール前にボールの方向を変えると、正確な場所から値千金の機会を生かした。1―0で勝利したトッテナムは勝ち点11(3勝2分1敗)でリーグ5位になった。

昨年12月8日、73メートルのワンダーゴールでバーンリーを相手にシーズン10点目(ヨーロッパリーグ2ゴールを含む)を決めた孫興民は、4試合連続得点を記録し、プレミアリーグで5季連続の二桁得点まで達成した。試合終了後に英国のスカイスポーツは、孫興民とケインに並んでチーム内で最高採点の8を与え、プレミアリーグ事務局は孫興民に試合最優秀選手に選定した。孫興民はケインとのアシストで計29点を生み出したいるが、歴代のプレミアリーグではティエリ・アンリとロベール・ピレス(元アーセナル)コンビに並ぶ2位タイの記録だ。チェルシーの伝説、フランク・ランパードとディディエ・ドログバの「36点」には7ゴール差に迫った。ケインは今季に8アシストでリーグトップを走っているが、このうち7アシストが孫興民のゴールだった。

トッテナムにとっては、19日のウエストハム戦で3-0のリードから3-3の引き分けに終わった衝撃で落ち込んで雰囲気を盛り上げるゴールでもあった。この日、トッテナムはバーンリーを相手に攻めあぐねていた。バーンリーの4バックラインとMF4人を2列に並べてスペースを消したため、なかなか攻撃の糸口を見出せなかった。孫興民は後半半ば以降、バーンリーがカウンターをしかける状況で、水を差す決定的にゴールを決め、勝利をけん引した。

前日まで右足で5点、左足で4点を挙げた孫興民だが、今度は今季に初めて頭で得点を挙げた。孫興民はプレミアリーグ166試合で61得点を記録しているが、ヘッディングゴールは4番目だった。

孫興民は「ウエストハム戦で引き分けたけど負けたような気持ちだったが、物凄い勝利を挙げた」とし、「この勝利でプラスのエネルギーをもらったので、チームとしてメンタル的により強くなりそうだ」と満足気に語った。4試合連続ゴールについては、「誰がゴールを決めたかは重要でない。チーム得点のためにチームメイトたち同士でファミリーのように助けなければならない。競技場でチームとして好きなプレーができることに満足する」と話した。トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は「タフな試合をした。1点を奪うことが重要だったが、結局勝ち点3を獲得した」とし、孫興民の活躍を高く評価した。

プレミアリーグ出身のレジェンドたちも孫興民を絶賛した。マンチェスター・ユナイテッド出身のガリー・ネビル氏は「全く驚きの選手だ。これから孫興民を相手するのは悪夢になるだろう」とし、「モハメド・サラー、サディオ・マネ(以上リバプール)、ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)と孫興民は同じレベルにいる」と称えた。

トッテナムは30日にロイヤル・アントワープ(ベルギー)とヨーロッパリーグのグループリーグ戦を戦う。孫興民がこの試合で得点を挙げれば、自身最多の5試合連続得点に並ぶことになる。


兪載泳 elegant@donga.com