Go to contents

仏、テロの危険性が高いイスラム過激派231人を国外追放

仏、テロの危険性が高いイスラム過激派231人を国外追放

Posted October. 20, 2020 08:27,   

Updated October. 20, 2020 08:27


フランス政府が18日、テロの危険性が高いイスラム過激派231人を国外追放処分とした。イスラム団体への財政統制も強化される。イスラム過激派に16日、首を切断され殺害された教師のサミュエル・パティさん(47)事件の2日後にイスラム過激派への圧力を強化したのだ。

ロイター通信などによると、ジェラルド・ダルマナン内相は、テロ危険人物を追跡して追放する手続きを行うことを明らかにした。対象はテロの危険性が高いイスラム過激派231人。警察は、「180人は現在収監されている」とし、「残る51人には逮捕状が請求されている」と明らかにした。

フランス財務省は、イスラム団体の財政の流れに対する調査と統制の強化を決めた。ブルーノ・ルメール経済・財務相は、「いくつかのイスラム団体の資金に問題がある」とし、「暗号貨幣が海外に流れ、テロ資金に使われる恐れがある」と警告した。

難民審査も強化される。2015年のシリア内戦で難民流入が急増すると、フランス当局は翌年、難民申請の手続きを迅速化して審査期間を短縮したが、犯罪の危険が高い難民が選り分けられないと判断したのだ。パティさんを殺害したアブドゥラフ・アンゾロフ容疑者(18)もチェチェン系移民だ。

さらに、学校周辺の治安やテロ対策だけでなく、教室内の脅威に対する調査もなされる見通しだ。今回の事件を機に、「イスラム教徒の反発が怖くて、イスラム教の聖典コーランなどに対して自己検閲し、授業で説明しない」と明らかにする教師が増えているためだと、仏紙フィガロは報じた。

18日、パリ、リヨン、ニースなど主要都市には数万人が集まって、パティさん殺害を受けて追悼集会が開かれた。 パリの中心部レピュブリック広場で、イスラム教創始者ムハンマドの風刺画が掲載された週刊紙「シャルリー・エブド」を持ち出したパスカルさんは、東亜(トンア)日報に、「教師まで殺害する過激さは耐え難い」と話した。パティさんは今月5日、授業中に表現の自由をテーマに討論するために風刺画を例に挙げた。

捜査にも弾みがついている。フランスの対テロ検察は、パティさんに不満を抱いた保護者ら11人を拘束して事件と授業のつながりを調べている。特に、容疑者の父親の腹違いの妹の1人が2014年、シリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に加入したことが明らかになり、今回の事件との関連を調べている。

仏紙ル・モンドは、「容疑者がパティさんの個人情報を教えた生徒たちに数百ユーロを渡したことが明らかになり、生徒たちも調査を受けるだろう」と伝えた。


金潤鍾 zozo@donga.com