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人類の予測と対策を越えて悪化し、長期化するコロナ禍

人類の予測と対策を越えて悪化し、長期化するコロナ禍

Posted August. 24, 2020 08:23,   

Updated August. 24, 2020 08:23

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新型コロナウイルスの新規感染者が23日に397人と集計され、4日連続で最高記録を更新した。ソウルサラン第一教会と光復節の都心集会の参加者から感染者が続出したほか、カフェ、幼稚園、フードコート、葬儀場など全国各地で新規集団感染が発生し、全方向に拡大する様相だ。

 

政府は、首都圏で実施していたソーシャル・ディスタンシング第2段階を23日から全国に拡大した。しかし、この措置だけで拡大の勢いに追いつくことはできないとし、第3段階への引き上げを求める声が出ている。事実上、社会移動をほぼ停止し、日常をマヒさせる水準の第3段階措置は、経済と社会システムに及ぼす影響を考慮して慎重でなければならないのは事実だ。しかし、第2段階だけで急増の勢いを制御できない現在の状態では、第3段階の施行を前提に弾力的で精巧な補完策を備えなければならない。

 

今は人口500万の大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンプクト)地域の流行「第1波」の時とは違って、2600万人が暮らす首都圏で感染者の70%以上が出ている。感染経路が分からない感染者の割合が統制可能ライン5%の4倍である20%に迫っている。戦線は広がったが、防疫と医療スタッフの多くは長期戦で疲労困憊の状態だ。危機の様相が変わったため、感染対策も弾力的に適用しなければならない。

感染者の重症度によって迅速かつ効率的に医療資源を配分するシステムを急いで構築しなければならない。まだ第2波の頂点に達していないのに、病室と治療薬は逼迫しつつある。22日未明、ソウルで感染者が発生したが、ソウルと京畿道(キョンギド)に病室がなく、仁川(インチョン)の嘉泉大吉(カチョンデギル)病院に搬送された。京畿道は去る21日基準で592床の病床のうち93%が埋まり、飽和状態直前だ。治療薬も底をつきはじめ、防疫当局は70歳以上の高齢者に優先権を与える感染者選別制を適用している。医学部定員拡大などに反対して26日に2回目のゼネストを予告した大韓医師協会が23日、首相と与野党に緊急懇談会の開催を提案した。医療界と政府の協力が切実なため、政府は医療界の提案に応じて妥結策を見出さなければならない。

 

コロナは夏になれば収束するとか下半期から弱まるという予想に反し、季節を問わず世界各地で集団感染が発生し、死者が80万人を超えた。定期的なワクチン接種が必要な慢性感染症のように持続的に人類を苦しめる見通しまで出てきた。

政府は一時的な禍に対応する水準ではなく、コロナを「常数」と見て、保健医療と財政政策を含む国政運営のパラダイムを組み直さなければならない。コロナは一度も経験したことのない危機であるため、政府、医療界、国民が協力して対応しなければ克服することは容易でない。この危機を政治攻防に利用しようとする政界の振る舞いは、国民をさらに疲れさせ、分裂させるだけだ。