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現代自、ベトナムでトヨタを初めて抜く

Posted April. 16, 2020 07:50,   

Updated April. 16, 2020 07:50

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現代(ヒョンデ)自動車が、今年第1四半期(1〜3月)にベトナムで乗用車を最も多く販売した自動車ブランドとして名を載せた。東南アジア自動車の盟主であるトヨタを初め抜いたのだ。

15日、ベトナム自動車産業協会(VAMA)によると、現代自動車のベトナム合弁会社「現代タンコン」は、第1四半期に乗用車1万5362台を販売したことが分かった。トヨタは1万3748台だった。現代自が初めてベトナムでトヨタを販売台数で抜いたのだ。両社ともに新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年第1四半期より販売台数は減ったが、減少幅が現代自は8.5%にとどまった一方、トヨタは28%に達した。

東南アジア自動車市場は、古くから日本の独壇場だった。トヨタや日産、ホンダなどが現地に自動車工場を建設して、早くから市場を攻略したおかげだ。しかし、現代自の小型セダンであるアクセントやグランドi10などが好評を得て、第1四半期だけでそれぞれ4440台、3860台が売れて、青信号が灯った。

現代自は、ツーソンやサンタフェなどのスポーツ用多目的車(SUV)へと販売車種の多角化を図り、販売台数の増加を実現した。3月基準では、トヨタが5143台販売し、5086台にとどまった現代自を上回ったが、現代自としては「十分にやる値打ちがある」という自信を得ることになった。現代自は昨年11月、インドネシアに自動車を年間25万台生産できる工場の建設計画を確定し、アセアン市場での販売台数を増やすという青写真も出した。


徐亨錫 skytree08@donga.com