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メッシがバロンドール受賞、史上最多の6回目

メッシがバロンドール受賞、史上最多の6回目

Posted December. 04, 2019 08:40,   

Updated December. 04, 2019 08:40

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リオネル・メッシ(32=バルセロナFC)が世界最高のサッカースターのプライドをかけたレースでライバル、クリスティアーノ・ロナウド(34=ユベントス)を上回った。

メッシは3日、フランス・パリで開かれた「ゴールデンボール」バロンドール表彰式で男子選手部門のトロフィーを受賞し、通算6回目のバロンドールを掲げ、歴代最多受賞者になった。これまで5回受賞で並んでいたライバルのロナウドを抜いたのだ。ロナウドはバロンドールトップ10のランキングでも、フィルジル・ファンダイク(28=リバプール)に次いで3位となり、自尊心が傷ついた。

バロンドールは1959年からフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が与える賞で、ワールドかプ本大会進出の経験のある96ヵ国の記者1人ずつが投票を行って選ぶ。サッカーの成績だけで評価が行われ、権威と客観性を誇る。2008年からメッシとロナウドはバロンドールを交互に受賞してきた。ロナウドは2008年、2013年、2014年、2017年に、メッシは2009年から2012年まで4年連続で受賞し、2015年に再び受賞した。昨年はクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(34=レアル・マドリード)が選ばれた。メッシは、受賞の感想を述べるスピーチで「夢見ることを止めないで、実力を磨きながら、サッカーを楽しめと言われた」とし、「美しい時間は、まだまだ残っているし、自分は引き続きサッカーを楽しみたい」と話した。

メッシの受賞は予想通りだった。通算記録では互角のロナウドだが、2018~2019シーズンと今の活躍だけで言うと、メッシが圧倒的な技量を発揮しているからだ。メッシは2018~2019シーズンの公式戦43試合に出場し、51ゴールを記録した。これに対し、ロナウドはユベントスに移籍した昨季に公式戦41試合に出場したが、28得点に止まった。今季も3日までに16試合に出場し7得点に止まっている。

受賞の可能性がないことを予想したロナウドは、今度も表彰式を欠席した。バロンドール表彰式が行われた日、自らMVPを受賞したイタリア・セリエAの表彰式に出席したのだ。ロナウドは今年9月、イタリア・ミラノで開かれた国際サッカー連盟(FIFA)年間最優秀選手賞表彰式も、候補に選ばれたが欠席して自宅で時間を過ごした。

最終候補30人に選ばれた孫興民(ソン・フンミン=27、トッテナム・ホットスパー)は22位となり、アジア国籍選手ではバロンドール賞史上最高位にランクインした。孫興民は、韓国メディアを含めギリシャ、フィンランド、ボスニアヘルツェゴビナなどで4人から5位票を得て4ポイントを獲得した。以前のアジア国籍選手で最高位はイラクの伝説と呼ばれるユニス・マフムード氏(40)が2007年に記録した29位だが、マフムード氏は当時1ポイントを獲得した。バロンドール賞候補に挙がったアジアの選手は孫興民とマフムードの他にも5人いるが、ポイントを獲得した選手はいない。

トッテナムの一部のファンは、バロンドール表彰式を主管するフランス・フットボールのSNSに「チームを欧州チャンピオンズリーグ決勝に導いた孫興民に対する評価が低すぎる」と書き込み、投票人団の評価を批判した。


李沅柱 takeoff@donga.com