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LPGAツアー・BMW女子選手権参戦の選手たちが釜山で息抜き

LPGAツアー・BMW女子選手権参戦の選手たちが釜山で息抜き

Posted October. 23, 2019 09:28,   

Updated October. 23, 2019 09:28

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「韓国でホテル食ばかりになるのかなと思っていたけど…。最高のホスト、ホ・ミジョンのお陰で本当に美味しいマグロを食べました」

22日、韓国で開催される唯一の米女子ツアー(LPGA)ツアー大会、BMW女子選手権(24日~27日)を控えて、大会が開かれるLPGAインターナショナル釜山で取材に応じた世界ランキング6位ブルック・ヘンダーソン(カナダ)は満面に笑みを浮かべてこう語った。彼女がマグロを味わうことができたのは、釜山に嫁いだホ・ミジョン(30)が前日夜、国内外から参戦したLPGAツアー選手たちに食事を奢ったから。昨年1月に結婚したホ・ミジョンは夫の実家が釜山にある。ホ・ミジョンは「仲間たちが釜山で思い出を作りたいとしていたので、コ・ジンヨン、馮珊珊(フォン・シャンシャン=中国)、ヘンダーソンらと一緒に食事をした。明日もキム・セヨン、リディア・コ(ニュージーランド)らとまたマグロを食べる予定」と笑顔で話した。

マグロパーティーで友情を深めた仲間同士だが、フィールドでは激しい競争を予告した。2009年と2014年に優勝しているホ・ミジョンは、今年8月のスコットランドオープンで優勝してから「5年周期の優勝ゴルファー」と言われている。「この後優勝するまで5年を待たなければならないのか」と不安な気持ちに襲われたというホ・ミジョンは、先月のインディ女子インテック選手権で今季2勝目を果たし、最高のシーズンを過ごしている。ホ・ミジョンは「夫の実家の家族も応援に来てくれるのでプレッシャーも感じるけど、楽しみながら競争したい」と言った。

2才から6才まで父親の故郷である釜山で住んでいた韓国系のダニエル・カン(27=米国)も今大会は特別な意味がある。「子供の時の思い出が多い釜山に来て万感の思いだ。最近好調なので良いプレーをしたい」。20日に中国で開催されたビュイックLPGA上海で優勝したダニエル・カンは、前日「名誉釜山市民」に委嘱された。英語でインタビューを受けていたが、ファンを招待する挨拶を釜山なまりで話して欲しいと求められると、「自分がしゃべる言葉は全部釜山なまりだ。ところが、招待をどう表現したらいいのか良く分からない」と微笑みながら韓国語で答えた。

金海(キムヘ)出身で、釜山で高校(ハクサン女子高)を出て韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーの頂点に君臨するチェ・ヘジン(20)は「アマチュア時代から釜山代表として試合に出たことが多い。故郷のような街で開催される大会だけに、もっと頑張りたい」と話した。今大会で優勝すれば、LPGAツアー出場権を獲得できる。チェ・ヘジンは、「LPGAツアーに行きたい気持ちはあるけど、いつが行くべきなのか悩ましい。でも今大会で優勝すれば(LPGAツアー進出を)真剣に考えるようになりそうだ」と話した。昨年まで国内で行われたLPGAツアーの17大会で非会員の韓国人選手5人(アン・シヒョン、イ・ジヨン、ホン・ジンジュ、ペク・ギュジョン、コ・ジンヨン)が優勝し、LPGAツアーに進出した。

今大会は2015年から2017年までKLPGAツアー大会だったが、今年からLPGAツアー大会として開催される。KLPGAツアー時代のBMW女子選手権で2度優勝した世界ランキング1位のコ・ジンヨンは、「BMW大会は良い思い出が多い。今回も集中力を発揮して好成績を出したい」と話した。コ・ジンヨンは今季5勝目を狙う。


鄭允喆 trigger@donga.com