Go to contents

香港集会で鳴り響いた「あなたのための行進曲」

香港集会で鳴り響いた「あなたのための行進曲」

Posted June. 17, 2019 08:38,   

Updated June. 17, 2019 08:38

한국어

「愛も名誉も名前も残さず~」

14日(現地時間)夕方、香港中心のチャーターガーデン公園では、ギターの演奏とともに韓国の歌が鳴り響いた。韓国の5・18民主化運動を象徴する民衆歌謡「あなたのための行進曲」だった。香港明報やユーチューブなどによると、「天安門母の会」主催で女性6千人余り(主催発表)が集まった中、行われた香港の「逃亡犯条例改正案」反対集会の中盤、ある女性がギターを持って舞台に立ち、「あなたのための行進曲」を広東語と韓国語で歌って注目された。この女性は、「この歌は光州(クァンジュ)民主化運動を代表する歌」とし、「もし皆さんが韓国の映画『弁護人』、『タクシー運転手』、『1987』を見たなら、私が今何の言っているのか分かるだろう」と話した。そして、「2017年に朴槿恵(パク・クンへ)を引き下ろすために100万人がソウル光化門(クァンファムン)広場に集まって歌った歌だ。良い歌は長く伝えられ、消えない」と述べた。

女性は、「(2014年の香港『傘革命』を称えて)『あなたのための行進曲』の歌詞を『傘行進曲』にかえて歌う」と言って広東語に歌詞をかえて歌い、続けて韓国語でも歌った。集会参加者は、歌のリズムに乗り、写真を撮り、拍手を送った。特に、後半部の歌詞で「先頭に立ちて、我、行かん、生ある者よ、続くのだ」の部分では大きな歓声が起こった。「あなたのための行進曲」は、5・18民主化運動で、市民軍の報道担当を務めて犠牲になった故ユン・サンウォンさんと、先に亡くなった労働活動家の故パク・ギスンさんの1981年の霊魂結婚式に捧げられた歌だ。小説家の黄鉊暎(ファン・ソクヨン)さんが、社会活動家の白基玩(ペク・ギワン)さんの詩「ムェッピナリ」の一部を借用して歌詞を書き、全南(チョンナム)大学の学生だったキム・ジョンリョルさんが作曲した。


丘佳仁 comedy9@donga.com