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孫興民とサラー、欧州CL優勝の行方を決めるのは誰だ?

孫興民とサラー、欧州CL優勝の行方を決めるのは誰だ?

Posted May. 31, 2019 09:54,   

Updated May. 31, 2019 09:54

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世界最高峰の戦い、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝が繰り広げられる一発勝負の舞台。1試合で勝負が決まる大一番を控えて、決戦の地スペインのマドリード入りした男は笑みを浮かべた。30日、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーが「マドリードへの行軍」というタイトルと共にフェイスブックに公開した映像に映った孫興民(ソン・フンミン=27)の姿だ。「スマイルボーイ」孫興民は英国ロンドンを発つ時と機内でも終始明るく笑っていた。英紙ガーディアンのインタビューで「欧州CL決勝の重圧感を感じるよりは、楽しみたい」と話した。

来月2日の午前4時(韓国時間)、マドリードでキックオフするリバプール(イングランド)との欧州CL決勝で、孫興民が歴史に新章を加えようとしている。孫興民がゴールを決めれば韓国人初の欧州CL決勝での得点となる。孫興民に先立って2度もCL決勝(2008~2009、2010~2011シーズン)に出場した朴智星(パク・チソン=元マンチェスター・ユナイテッド)は得点がなかった。また、今季に20得点を記録した孫興民は、CLで2ゴール以上を決めれば自ら保持している韓国人の欧州リーグ最多得点記録(21得点)も更新することになる。

リバプールには今回の決勝で名誉回復を狙う選手がいる。「パラオ」モハメド・サラー(32得点)だ。昨季の欧州CL決勝は、彼には悪夢だった。昨季のEPLで得点王(32得点)となり、大きな期待を集めたが、肩の負傷で31分で途中交代され、涙をのんだ。主砲が抜けたリバプールはレアル・マドリード(スペイン)に1-3で敗れて準優勝に止まった。サラーは「またCL決勝に戻ってきた。今度は必ずフル出場し、ゴールを決めたい」と意気込みを語った。サラーは、今季に計26ゴールを記録している。

トッテナムはクラブ史上初のCL優勝を、リバプールは前身のヨーロピアンカップを含めて6回目の優勝を狙う。EPLでの歴代対戦成績はリバプールが25勝15分け14敗と優位に立っている。チャン・ジヒョンSBS解説委員は、「両チームともに素早い攻守の転換を強みとしている。中盤で相手からボールを奪ってカウンターに出た時、どっちがより高い決定力を発揮できるかが勝敗を分けるだろう」と話した。


鄭允喆 trigger@donga.com