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葉に穴がぽつぽつ…桜感染病の治療剤を自然から見つける

葉に穴がぽつぽつ…桜感染病の治療剤を自然から見つける

Posted May. 21, 2019 10:27,   

Updated May. 21, 2019 10:27


春の伝令使である桜の花が散ったら、桜の木には緑豊かな葉が生い茂る。しかし、桜の葉を注意深く見てみると、穴の空いた葉が少なくない。これはせん孔褐斑病で、菌に感染したためだ。人間の風邪と同じくらい桜にとって一般的なこの病気は、これまでは農薬を散布して防いできた。しかし、最近、この病気を予防できる天然植物保護剤が開発され、「環境にやさしい防除」の道が開かれた。

環境部国立生物資源館のぺ・チャンファン研究官は、「せん孔褐斑病にかかると、紅葉する前の8、9月に葉がすべて落ちてしまう」とし、「全羅南道求礼(チョンラナムド・クレ)など桜並木で有名な地域では、この病気が大きな悩みの種だ」と話した。

しかし、少なからぬ地方自治体が、虫が葉を食べたと思って殺虫剤を散布する。この病気は、木の生長には大きな被害はないが、美観上よくない上、翌年に花を咲かせるとき良くない影響を与えることが知られている。

予防法がないわけではなかった。農薬を撒いてこの病気を防ぐことができるが、主に街路樹として植えた桜の特性上、市民が農薬に露出されかねない。山林庁によると、2016年基準の全国の並木735万3000本のうち、桜は20.2%(148万7000本)で最も多い。農薬に代わるエコ防除が急がれる理由だ。

これを受け、国立生物資源館は全南(チョンナム)大学のキム・ジンチョル教授の研究グループと一緒に、2016年からせん孔褐斑病に有効な天然菌1000種を実験した。その結果、2017年12月、土から抽出した「バチルス・メチロトロフィカス8-2菌株」を発見した。研究チームが昨年、全南長城(チャンソン)と光州(クァンジュ)で桜にこの菌株で作られた天然植物保護剤を散布したところ、この保護剤を散布しなかった木に比べてせん孔褐斑病の抑制効果が2.5倍だった。農薬を散布する時と防除効果が似ていた。

研究チームが作り出した天然植物保護剤は、来年上半期に大量生産して、まず求礼などで活用する予定だ。国立生物資源館のイ・ビョンユン生物資源研究部長は、「微生物を活用した天然植物保護剤は、桜の病気を予防するだけでなく、自然生態系の健康を損なわない」と語った。


カン・ウンジ記者 kej09@donga.com