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米国が差し押さえた貨物船は北朝鮮で2番目に大きな貨物船

米国が差し押さえた貨物船は北朝鮮で2番目に大きな貨物船

Posted May. 16, 2019 07:50,   

Updated May. 16, 2019 07:50

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北朝鮮が14日、外務省報道官談話を通じて、米国が北朝鮮の貨物船を差し押さえたことに強く反発したのは、押収された「ワイズ・オネスト」(1万7千トン級)が北朝鮮で2番目に大きな貨物船で、代表的な外貨稼ぎ手段であるためという主張が提起された。

米ジョージタウン大学のウィリアム・ブラウン教授は15日、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)で、「北朝鮮の制裁回避行為はほとんどが小型船によってなされる。ワイズ・オネストのような大型貨物船を取り締まることは象徴的な効果が大きい」と指摘した。北朝鮮制裁に詳しい米国の専門家、ジョシュア・スタントン弁護士は、「北朝鮮の最大の輸出品は石炭だが、鉄道や道路による陸上輸出が制裁によってほぼできない状況なので、大型貨物船を奪われたことは痛手だろう」と話した。

これに先立ち米連邦検察が10日、北朝鮮船籍の貨物船の差し押さえについて公開し、没収手続きに入ると、北朝鮮は14日、外務省報道官談話を出し、「強奪行為」と批判した。

専門家たちは、制裁違反の船舶を追跡して検査する程度だった米国が、初めて法的な没収手続きに入ったことに注目している。ある対北朝鮮専門家は、「米検察が北朝鮮の制裁違反行為に対する確実な証拠を確保し、裁判所を説得できるほど北朝鮮に関する情報力が向上したようだ。それだけ北朝鮮の圧迫感は大きいだろう」と強調した。


黃仁贊 hic@donga.com