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中国の軍用機、またも防空識別圏を侵入

Posted November. 27, 2018 08:24,   

Updated November. 27, 2018 08:24

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中国の軍用機1機が26日、韓国防空識別圏(KADIZ)を3回も進入し、韓国空軍の戦闘機が出撃した。中国の軍用機のKADIZ進入は先月29日にもあった。今年に入っては7回目だ。

軍当局によると、Y9系の偵察機と推定される中国の軍用機は同日午前11時頃、済州島(チェジュド)北西方向のKADIZに進入した後、午前11時38分頃、離於島(イオド)東側の上空で引き返した。

そして、午後12時43分頃にも浦項(ポハン)南東側約81キロの上空で再びKADIZに入り、江陵(カンルン)東側の約93キロ上空まで北上した後、旋回して進入した経路に沿って午後3時53分頃、完全に出て行った。軍は、F15Kなど戦闘機約10機を出撃させ、追跡監視飛行と警告放送で対応したと明らかにした。しかし、中国軍用機はこれを無視し、計2時間ほどKADIZでの飛行を続けた。中国軍用機の領空侵犯はなかったと軍は伝えた。

国防部は、在韓中国武官を呼び出して今年の相次ぐ中国軍用機のKADIZ進入を厳重に抗議し、再発防止を強く求める方針だ。軍当局者は、「韓半島周辺の偵察と長距離飛行能力の誇示が目的と見える」と話した。防空識別圏は領空ではないが、他国の航空機が進入する場合、該当国に事前に通知しなければならない。


尹相虎 ysh1005@donga.com