Go to contents

「シルム」の人類文化遺産登録が確実視、南北がそれぞれ申請

「シルム」の人類文化遺産登録が確実視、南北がそれぞれ申請

Posted October. 30, 2018 07:57,   

Updated October. 30, 2018 07:57

한국어

韓国と北朝鮮がそれぞれ申請している「シルム(日本の相撲に相当)」のユネスコ人類無形文化遺産の代表リストへの登録が確実視されている。

文化財庁は、「ユネスコ人類無形文化遺産の代表リストに登録申請した『大韓民国のシルム(伝統レスリング)』について、ユネスコ無形遺産委員会傘下の評価機関で審査した結果、『登載勧告』の決定が下された」と、29日明らかにした。評価機関は、審査結果を登録、情報補完、登録不可の三等級に分けて、無形遺産保護政府間委員会に勧告する。この結果は異変がない限り、そのまま受け入れられる。

韓国の国家無形文化財第131号のシルムが登録されれば、大韓民国の20番目の人類無形文化遺産になる。韓国は2001年、宗廟(チョンミョ)祭礼と宗廟祭礼楽を皮切りに、パンソリ、江陵(カンルン)端午祭、カンガンスルレ、テッキョン、アリラン、キムチ付け文化、済州(チェジュ)海女文化などを人類無形文化遺産に登録した。

一方、北朝鮮が申請した「朝鮮民主主義人民共和国のシルム(韓国レスリング)」も、韓国のシルムと共にに登録勧告を受けた。南北はシルムの登録申請書を別々に提出したものの、史上初めて南北共同で登録に成功できるかどうかに注目が集まっている。来月26日から12月1日まで、アフリカのモーリシャスで開催される第13回無形遺産委員会で最終登録如何が確定される。

文化財庁の関係者は、「共同登録するには、原則として申請書を撤回後、共同申請書を別途作成しなければならない」とし、「ユネスコ事務局及び北朝鮮との協議に乗り出す計画だ」と明らかにした。


柳原模 onemore@donga.com