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C・ロナウドのストイックな自己管理、芸術的な筋肉は超絶努力の賜物

C・ロナウドのストイックな自己管理、芸術的な筋肉は超絶努力の賜物

Posted June. 22, 2018 07:39,   

Updated June. 22, 2018 07:39

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ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督は、ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦で、クリスティアーノ・ロナウド(33)のヘディングゴールでモロッコを破った後、ロナウを「ポルトワイン」に喩えて称賛した。

「ロナウドはポルトワインのようだ。年を重ねるほど自分の能力をどう磨けば良いかを良く知っている。彼は時間が経つほど進化する。今のロナウドは3、4年前のロナウドではない。数年後のロナウドは、今とは違うだろう」

イングランド・プレミアリーグ(EPL)のマンチェスター・ユナイテッドに加入した2004年、ロナウドの身体はいとも平凡だった。生まれつきと思われる芸術に近い筋肉に激変した身体は、超絶努力の賜物だ。

10代のロナウドは、「細すぎる」と言われるほど痩せ型の身体だった。自ら筋トレの必要性を実感した。毎晩、ひっそりと寄宿舎を出て筋トレで汗を流した。身体は大きくなり、グラウンドでもより速くなった。「うまいんだけど、痩せすぎた」と指摘していた人たちが、見方を変え始めた。

自身のニックネームを冠した下着ブランドの広告モデルになるほどロナウドの身体は、一般男性たちの憧れになって久しい。筋トレに心酔し、10年以上にわたってチーム練習の他に毎日3、4時間、週にス訓なくとも5回ずつを敏しょう性、持久力、スピード、パワー、柔軟性を鍛えるトレーニングメニューを徹底的にこなした結果だ。ロナウドは、こうしたルーティンを徹底する理由について「グラウンドで毎回のシュートでゴールを生み出すための毎日努力している」と説明した。

こうした努力が実って、30代半ばに差し掛かっているロナウドだが、20代の時よりも輝く黒ずんだ腹筋を保っている。身体年齢が23歳と測定されるロナウドは41歳までは、難なくプレーできると自信を語った。

どこでも練習場になると言うロナウドは、筋トレをジムの中だけに限定しない。彼の子供たちも、パパの「ホームトレーニング」を見ることに慣れている。ロナウドは、1日のルーティンとするトレーニングメニューを全てこなしてから寝ることを大原則としているからだ。米国のフィットネス業者は、「筋トレ礼賛者」のロナウドの名前を取ったフィットネスセンターを100以上オープンするというビジネスプランを立てている。

「いつも110%で走れる身体を作る」ことを信念としているロナウドは、食事の管理にも厳しい。筋肉の再生に欠かせない高タンパク質の食事にこだわるロナウドは、ベジタリアンではないが筋肉の回復に必要なミネラルやビタミンが豊富な野菜を好んで摂取している。ポルトガルの郷土料理「バカリャウ・ア・ブラス」(鱈とジャガイモ、たまねぎの卵とじ)は大好物料理の一つだ。

マンチェスター・ユナイテッド時代にロナウドと一緒にプレーしたパトリス・エブラが「ロナウドと練習終わりにランチに招かれたら、断った方が良い」として打ち明けたエピソードは、ロナウドのストイックな自己管理を物語っている。

「練習を終えて、疲れ切っていたところへロナウドが自分の家に招待した。行ってみたらテーブルにはサラダと鶏の胸肉だけだった。後で肉が出るのかと思い、まずは食べ始めたのだが、それで終わりだった。食事を終えたロナウドはボールを蹴り始めた。結局ツータッチ練習に付き合わされた。その後はプールで泳ぎ、サウナにも誘われた。ロナウドはマシーンだ。トレーニングを止めることがない」

ロナウドは一度で大食いするよりは少量を2、4時間置きに4~6回に分けて食べる。身体の代謝を上げるためだ。彼が代謝を低下させる砂糖が入った料理を避ける理由だ。


任寶美 bom@donga.com