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中国サイトに韓国ドラマの予告編、韓国コンテンツが解禁なるか

中国サイトに韓国ドラマの予告編、韓国コンテンツが解禁なるか

Posted December. 26, 2017 09:30,   

Updated December. 26, 2017 09:37

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領の今月の中国国賓訪問後、中国の代表的な動画サイトに韓国の最新ドラマの予告編の映像が再び登場した。中国は今年初めから、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の報復措置である「限韓令(韓流制限令)」により、動画サイトの韓国ドラマのアップデートを禁止した。限韓令に変化の兆しがあるのではという期待と共に、これを限韓令の解除に結び付けることはまだできないという慎重論もある。

現地消息筋によると、先週から中国の動画サービスサイトの一つである「優酷」に、最新の韓国ドラマの予告編が掲載された。現在、韓国で放送中の「アンタッチャブル」と「20世紀少年少女」(10~11月放映)、「最高の漢方」(6~7月)、「マンツーマン」(4~6月)、「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(3~5月)など。

中国は、今年2月からすべての動画サイトで、韓国番組のアップデートを止めた。その後、優酷と別の代表サイト「愛奇芸」などでは、昨年放送された韓国ドラマだけ見ることができた。中国人は限韓令中も不法サイトを通じて韓国ドラマを視聴したが、主なサイトに公開的に最新ドラマの関連映像が掲載されることはなかった。

韓国コンテンツ振興院が19日、中国駐在の韓国文化院と共同で開催したイベント「韓国コンテンツの日」にも番組や映画などの輸入相談のために30余りの中国企業が参加し、韓中文化産業交流の回復への期待が高まっている。韓国コンテンツ振興院側も、韓国ドラマの予告編が再び登場したことは把握しているが、「中国当局が限韓令を解除したと見ることはできない」という慎重な反応を示した。ドラマの本編ではなく予告編であり、優酷が韓国の放送局と正式に輸入契約を結び、中国の国家新聞出版広電総局(放送政策総括機関)の審議を経て提供された映像ではないと見るためだ。

再び登場した最新ドラマの予告編の中で最も多い閲覧回数(約70万3000回)を記録した「あなたが眠っている間に」(9~11月)は、現在はクリックすれば「お探しのページは見つかりませんでした」というメッセージが出てくる。中国の動画サイト関係者も、「まだ当局から限韓令解除について特に指針を受けていない」という反応を示した。

 

ある消息筋は、「韓中の文化コンテンツ交流の回復に対して中国側のムードが良くなっているのは事実」とし、「一日で限韓令が解除されることはなく、時間が必要だ」と話した。中国側消息筋も、「韓中関係改善方向は100%確実」としつつも、「中国内のTHAADに対する不満世論を管理する時間が必要だ」と強調した。

一方、映画『神と共に』(監督:キム・ヨンファ)の製作会社は、中国側から輸入の問い合わせを受けた。THAAD問題で中国内の韓国映画の上映がストップした状態なので、現地で韓国映画の上映が再開されるか関心が集まる。ロッテエンターテインメント関係者は、「現在、中国の大手配給会社2、3社と『神と共に』の輸出を協議し、早期に中国でも上映できるよう進めている」とし、「THAAD問題以前ほど中国との関係は回復していないが、解氷期が来たということは体感する」と話した。中国で事業をするある映画館関係者は、「THAAD問題が真っ最中だった時は、韓国の映画館だと分からないように商標を隠して営業したほどだ。今は韓国企業に対するムードが友好的になった」と伝えた。



尹完準 zeitung@donga.com · 張善熙 sun10@donga.com