
世界的エレクトロニックダンスミュージック専門サイト「EDM.com」は最近、韓国のプロデューサー「バッシュメントYC」(Bashment YC、本名=キム・ユチョル、24)を、2月のお勧め新人に選んで彼の曲「Gayaguem」(カヤグム)を紹介した。
「Gayaguem」は、「フューチャーベース(future bass)」ジャンルにカヤグムを組み合わせた異彩な曲だ。フューチャーベースは、エレクトロニックダンス音楽の一種であり、米国のザ・チェインスモーカーズから韓国のビッグバンや防弾少年団までがよく使う世界的に熱いジャンルだ。「Gayaguem」は、ダンスクラブにふさわしいエレクトロニック音の間にきらめくカヤグムが差し込んで興をそそる。半ばぐらいでは、カヤグムのソロまで登場する。
バッシュメントYCは、「親しいお姉さんが韓国芸術総合学校でカヤグムを専攻していたので、普段から関心を持っていた。いつも聞いていたほぼ同じエレクトロニック音にうんざりしていたところ、韓国人であるだけに一風変わった試みを盛り込みたいという思いで『Gayaguem』を作った」と話した。彼は、カヤグム演奏のサンプル音源をダウンロードした後、コンピュータ作業を通じて自分が希望するサウンドとメロディーラインに変形させた。「Gayaguem」は1月、国内外に一緒に発売された。国内主要音源サイトでも聞くことができる。
バッシュメントYCは10代頃、米DJ「ディプロ」の音楽を聴いて、エレクトロニック音楽家になることを決めた。ディプロが属するグループ「メジャーレーザー」のレゲエ・サウンドの影響を受け、レゲエパーティーの楽しい感じを意味する英語単語「バッシュメント」と自分の名前の英語略字であるYSとを結合させて源氏名にした。ソウル弘益(ホンイク)大学や梨泰院(イテウォン)周辺でDJとして活動を繰り広げ、昨年から作曲プロデュースに打ち込んできた。
今まで10曲余りを発表してきたが、彼の前には青信号が引き続きともっている。昨年10月は、イタリアのエレクトロニック音楽レコード会社「ドナーミュージック」でアルバムをリリースした。フランス「ウロボロスレコード」でも、早ければ来月アルバムを発売する。国内の「マスコタレコーディングス」の所属で、6年目のDJ兼プロデューサーであるバッシュメントYCは、「今後『Haeguem』を含め、他の国楽器を組み合わせた曲もリリースする計画だ」といい、「海外舞台で国楽器を含む様々な楽器と一つの舞台に立つのが目標だ」と話した。
임희윤기자 イム・ヒユン記者 imi@donga.com






