8月、韓国に亡命した北朝鮮のテ・ヨンホ駐英公使の実兄が北朝鮮で粛清されず健在であることが確認された。ロシアの国立モスクワ大学のオレグ・キリヤノフ研究員は7日、東亜(トンア)日報の記者に、「テ公使の兄のテ・ヒョンチョル氏は今も金日成(キム・イルソン)総合大学総長であり、10月1日の同大学の創立70周年記念式もテ総長の主管で行われたことを、北朝鮮を訪問した時、確認した」と明らかにした。10月14日に訪朝し、1週間平壌(ピョンヤン)、南浦(ナムポ)、金剛山(クムガンサン)を訪れたキリヤノフ研究員は最近、韓国に入国した。
北朝鮮は、テ公使の亡命が公開された3日後の8月20日、「逃走者は国家資金の横領、国家秘密の売買、未成年強姦の犯罪者であり、親兄弟まで捨てた人間のクズだ」と非難した。しかし、北朝鮮当局は、要職にいたテ氏の実兄に特に危害を加えなかった。有名人である実兄が突然姿を消す場合、国際社会で連座制論議が起こることを憂慮したと見える。金正恩(キム・ジョンウン)体制の下で北朝鮮は国際社会の人権問題の提起に神経を尖らせ、対応策を講じているという。
一方、南北関係の断絶で2008年以降、韓国人の訪問が途絶えた金剛山観光地は、少数の外国人観光客や北朝鮮住民が訪問していることが確認された。北朝鮮の案内員は「離散家族再会所も観光客の宿泊に活用するだろう」と話したという。
平壌市内には今年、平壌動物園や自然博物館など住民の余暇施設が相次いでオープンした。「北朝鮮制裁にもかかわらず豊かに暮らしている」という宣伝目的のものが大半のようだ。
また、「金カップ体育人総合食料工場」では、韓国産を真似た北朝鮮の食料品を生産していた。開城(ケソン)工業団地で北朝鮮労働者に人気があったチョコパイは、北朝鮮で「チョコレート・カステラ」、えびせんは「えび味揚げ菓子」という名前で生産していることが確認された。平壌産院乳腺腫瘍研究所は先端医療施設を備えているが、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の指示で室内の階段を玉にし、金委員長が座った席は空席にするなど教条的に運営して注目を集めていると、キリヤノフ研究員が伝えた。
曺崇鎬 shcho@donga.com






