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[オピニオン]安全処長官候補のシャーマン儀式

[オピニオン]安全処長官候補のシャーマン儀式

Posted November. 08, 2016 07:22,   

Updated November. 08, 2016 09:11

シャーマニズムという用語が、宗教分析ではなく、政治分析のキーワードとなっている時期に、国民安全処長官候補の朴昇柱(パク・スンジュ)氏が今年5月、ソウル光化門(クァンファムン)のど真ん中で行われたシャーマンの儀式に出席したことが明らかになった。個人のための儀式ではなく、「大韓民国や桓民族、救国、天祭の再現」という行事の一部として行われた儀式だった。朴氏は、この行事を主催した精神文化芸術人総連合会副総裁の資格で参加した。

◆精神文化芸術人総連合会の総裁はアン・ソジョン氏だ。「ハヌルビッ(空光という意)瞑想研究院」院長だという。朴氏は2013年に刊行した「愛とは大事にすることだ」という題の本の中で、アン氏を自分の師匠だと明らかにした。アン氏のハヌルビッ瞑想は「桓檀古記」流の思想と国仙徒流の瞑想とを結合させたものとみられる。アン氏が再現しようとしたのは、高句麗の東盟や夫餘の迎鼓などの祭天行事だったが、実際は再現と呼ぶにも稚拙な水準のものだった。サムルノリや地神祭りなどの式前行事を皮切りに、天祭や祈祷瞑想、国泰民安を祈願するシャーマン儀式などの順で行われた。

◆朴氏は、「愛とは大事にすることだ」という本の中で、「アン院長の下で瞑想勉強をした時、マゲを結って白い服をまとった老人が現れたが、東学農民運動の指導者である全琫準(チョン・ボンジュン)将軍だった」と言い、「氏が私に朝鮮末期の王の日記である日省錄を渡した」と書いた。シャーマンの儀式をしても、瞑想をしてもそれは自由だが、このようなとんでもないことを語る人に、国民の安全を任せるのは気になる。

◆朴氏は、韓国市民ボランティア会の理事長だ。韓国市民ボランティア会は、旧行政自治部(行自部)の認可を受けて作られた非営利団体だ。氏は、行自部官僚だった1995年の設立時からこの団体に関わってきた。市民ボランティアと天祭再現とは奇妙な結合といえる。朴氏は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府で女性家族部次官を務め、一緒に盧政府で働いた金秉準(キム・ビョンジュン)首相候補が安全処長官に推薦した。国民を安全にさせるのは、シャーマン儀式ではなく、専門家的識見だが、朴氏は防災関連部署で働いた経験が全くない。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員



송평인기자 ソン・ピョンイン記者 pisong@donga.com