早ければ来年から、サイドミラーのない「ミラーレス(mirrorless)自動車」が出てくる。国土交通部はこのような内容を盛り込んだ「自動車及び自動車部品の性能や基準に関する規則」の一部改正案を立法予告すると、7日明らかにした。
改正案によると、自動車の前面や背面、側面の視界範囲を確保するための「間接視界装置」として、サイドミラーの代わりに「カメラモニターシステム(CMS)」設置が認められる。自動車の前方・後方や両サイドの前のドアに超小型カメラを取り付け、車内からディスプレイ画面で視野を確保する方式だ。
ミラーレス自動車が出れば、ドライバーの死角地帯を無くし、事故リスクが減るだろうと期待される。空気抵抗が減少して燃費も5〜10%ほど改善され、自動車デザインも画期的に変わるものとみられる。
ただ、雨が降る時、画面が濁る現象や電磁装置機能のトラブルの可能性などは解決されなければならない課題と言われている。技術開発状況によっては、直ちに来年に発売されるのは難しいかもしれない。
改正案には、電気三輪車の全長や最大積載量基準を緩和する内容も含まれている。全長は2.5メートルから3.5メートルへと、最大積載量は100キロから500キロへと増えたことで、都心の裏路地配送に有効に活用されるものとみられる。
金宰永 redfoot@donga.com






