
しかし、トランプ陣営内の女性である長女イヴァンカ(35)とケリーアン・コンウェイ選対本部長(49)は、「クリントン元大統領の女問題を再び取り出すことで、トランプ氏が性差別主義者にうつる」と強く反対したという。その代わり、「保護貿易の強化と移民政策といったトランプ氏の核心公約に集中しなければならない」と主張した。
12日、米国の隔週刊誌「ニューヨーク・マガジン」によると、トランプ陣営の攻撃手は非公式の諮問役である選挙戦略家のロビイスト、ロジャー・ストーン氏(64)だった。ストーン氏は今年、『クリントン家の女性をめぐる戦争』という著書を発売し、7月の共和党全党大会ではクリントン元大統領を性犯罪者と表現した記念Tシャツまで作った。
イヴァンカとコンウェイの反対を受けたストーン氏は、「『ビル・クリントンの女性問題』は単なる不倫問題ではない。夫人である民主党候補、ヒラリー・クリントン(69)陣営は、被害者の口を塞ぐために脅した。これはクリントン夫妻の性的暴行問題だ」と反論した。
しかし、ストーン氏のこのような主張は、2人の女性の反対によって陣営内で日の目を見ることができなかったと、同誌は伝えた。しかし、トランプ氏が先月26日の第1回テレビ討論会で不振だったうえ、その後、女性蔑視発言の波紋で「性的虐待者」に追いやられると、「ビル・クリントンのセックススキャンダル」問題を核心戦略に取り出したということだ。
뉴욕=부형권특파원 ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 bookum90@donga.com






