エジプトとリビア地域の「イスラム国」(IS)武装勢力が、第2次世界大戦当時、ナチス・ドイツ軍と英国軍が激戦を繰り広げてサハラ砂漠に埋めた地雷を掘り出し、爆弾を作っている。1940年代、ドイツの独裁者アドルフ・ヒットラーの兵器が2016年にISによって復活し、世界の生命を脅かしているのだ。
エジプトの砂漠の地雷除去を行ったシャズリ前サウジアラビア大使は、ISが1940年代にサハラ砂漠に埋められた地雷を掘り出し、爆弾として再利用した件数が10件を超えると話したと、米国の時事週刊誌ニューズウイークが12日、報じた。シャズリ前大使は、ISが今年3月、エジプトの紅海地域で5人の軍人を殺害したテロも、第2次世界大戦時に埋められた地雷を改造した爆弾が使われたと明らかにした。
世界最大の地雷埋設地であるエジプトのサハラ砂漠には、世界の地雷1億1000万個余りのうち約2300万個(約20%)が埋まっている。このうち約1750万個が1940年代にナチス軍が埋めた地雷だという。サハラ砂漠に埋められた地雷は、エジプト北部で活動していた反政府武装組織が2004年にシナイ半島北部の都市タバのリゾートで34人を殺害したテロで初めて使われたが、ISが2014年にこの一帯を掌握して以降、積極的に地雷を掘り出していると、シャズリ前大使は説明する。
ISは、リビア東部の国境地帯であるエジプトのメルサマトルーで兵器を調達するために現地人ガイドを雇用し、SUVに乗って約70年前の地雷を掘り出している。一部の貧しい原住民は、地雷を掘って兵器の闇市に売ることもある。幼い頃に地雷を掘って3本の指を失ったアブドル・モネイム・ワイルさんは、「原住民は地雷を掘って売ること以外に金を稼ぐ方法がない」とニューズウイークに語った。
地雷が埋められたサハラ砂漠一帯は、軍人ですら忌避する所なので、ISの隠れ家にも利用されている。ISはリビアから密輸した銃を隠すために地雷砂漠を利用することもある。エジプト当局は地雷探知機700個余りの支援を米国から受けて1981年から地雷300万個余りを除去したが、依然として2000万個近い地雷が埋まっている。この地域に住むベドウィンは第2次世界大戦が終わった1945年以降、1000人以上が地雷を誤って踏んで死亡した。
카이로=조동주특파원 カイロ=チョ・ドンジュ特派員 djc@donga.com






