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「うちの子の担任を替えて」 保護者の苦情年々増加

「うちの子の担任を替えて」 保護者の苦情年々増加

Posted August. 01, 2016 07:08,   

Updated August. 01, 2016 07:42

教権が墜落し、児童の保護者の権益意識が高まったことを受け、学校現場で「担任を変えてほしい」という保護者の要求が相次いでいる。特に首都圏地域の小学校の場合、教師の半分が直接、担任交代要求を経験したり、傍で経験することを見たことが調査の結果分かった。

東亜(トンア)日報が韓国教員団体総連合会と共同で、先月27~28日に、ソウルと京畿道(キョンギド)・仁川(インチョン)地域の小学校教師889人を対象にアンケートを行った結果、8.5%が「担任交代要求を直接経験したことがある」と回答した。「親しい教師が交代要求を経験していることを傍で見た」は44.9%に上り、半分を超える教師が至近距離で担任交代要求を経験したことが調査の結果分かった。

このような担任交代要求現象は、教師のやる気を大きく落としている。「怖いし、プレッシャーを感じているので授業や児童の指導で気がひける」という回答が56.1%に達し、「懐疑を感じて退職まで考えた」という回答も31.5%だった。

回答者の半分以上は、「苦情が繰り返して寄せられ、やむを得ず担任が交代された」(53.8%)と答え、学校で担任交代要求が起きれば、多くの場合、実際担任を替えていることが調査の結果分かった。

担任交代要求は年々増えている。「今年(現在)経験している」という回答が23.5%に達し、昨年経験したという回答は18.8%だった。教師らは、保護者らが担任交代を要求する最大理由として、「教科・生活指導時に本人の子供を中心にしていないことへの不満」(30.5%)を取り上げ、保護者らの「わが子庇い」を最大のトラブル要因として認識していることが、調査の結果分かった。



임우선기자 イム・ウソン記者 imsun@donga.com