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北朝鮮、新型迎撃ミサイル開発で 防空能力を大幅強化

北朝鮮、新型迎撃ミサイル開発で 防空能力を大幅強化

Posted July. 27, 2016 06:52,   

Updated July. 27, 2016 07:13

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北朝鮮が、領空の要塞化に向けて独自の防衛ミサイルを構築していることが分析された。韓国国防研究院(KIDA)のキム・ジンム、趙南薫(チョ・ナムン)、チョン・サンドン、イ・ホリョン、チョン・ギョンジュ博士は26日、共同で作成した資料「2016年上半期北朝鮮情勢の評価と展望」で、「北朝鮮が対空防衛能力の向上に向けて地対空ミサイルの試験発射を本格化している」とし、このように主張した。

同資料は、「今年に入って金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が、『稲妻5号』と呼ばれるKN-06新型地対空迎撃ミサイルの発射現場を指導したのに続き、5月初めには対空システムをさらに高いレベルに引き上げることを指示した」と明らかにした。また、北朝鮮が年末に射程距離と正確度が向上した300ミリ新型放射砲を実戦配備する可能性が高いと見通した。金正恩政権後、継続するAN-2低速侵入機の性能改良と訓練強化も注目されると分析した。

キム博士らは、北朝鮮が「200日戦闘」を掲げているが、原料難と資材難で工場の稼動率が20~30%水準となり、仕事のない住民が農村支援や育苗場の拡張工事にかり出されていると伝えた。特に北朝鮮上部が、全国の樹林化に向けて、すべての工場と企業に200日戦闘期間に従業員1人当たり千株を管理する育苗場を作るよう指示した、と伝えた。



윤상호군사전문기자 ユン・サンホ軍事専門記者 ysh1005@donga.com