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正祖の王陵に副葬された明器と王の梓宮が初公開

正祖の王陵に副葬された明器と王の梓宮が初公開

Posted June. 22, 2016 07:14,   

Updated June. 22, 2016 07:45

正祖の王陵に副葬された明器と朝鮮国王の遺体を安置した梓宮が初めて公開される。

国立古宮博物館は、特別展「朝鮮王陵、王室の魂を込める」を21日に開催した。王と王妃が埋葬された朝鮮王陵は、場所の選定から建設、葬儀まですべての手続きが国家礼法によって厳しく定められていた。朝鮮の建築と造景、芸術が総動員された朝鮮王陵は、高い文化財の価値が認められ、09年にユネスコ世界文化遺産に登録された。

今回の特別展で初めて公開された「正祖旧陵地明器」は、正祖(在位1776~1800年)が崩御直後に埋葬された陵地に副葬された白磁や漆器箱、青銅器の器だ。これに先立ち、国立文化財研究所は2011年、隆陵と健陵の間の丘陵から明器を発掘した。正祖の王陵は、1821年(純祖21年)に孝懿王后(1753~1821)と合葬され、健陵に移葬された。

梓宮は、国葬の際、王の遺体を安置した棺だ。梓宮は、王が即位する時に製作され、毎年漆を塗ってつやを出した。今回展示される梓宮は、余分に作って昌徳宮(チャンドククン)の儀豊閣に保管されていたもので、05年に国立古宮博物館に移管された。

特別展の第1部「朝鮮王陵、建てる」では、国葬記録が含まれた儀軌や王陵の位置環境を描いた山陵図、王陵建設のために臨時に設置された官庁の山陵都監の関連遺物が展示される。第2部「朝鮮王陵、定める」では、王陵を構成する要素と制度が紹介され、第3部「朝鮮王陵、奉る」では、山陵祭礼で使われた祭器が展示される。第4部「朝鮮王陵、管理する」では、各王陵の管理記録が収録された王陵誌を見ることができる。8月28日まで、02-3701-7633。



김상운 キム・サンウン記者 기자sukim@donga.com