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王毅外相、「韓半島は火薬の臭いが充満...座視できない」

王毅外相、「韓半島は火薬の臭いが充満...座視できない」

Posted March. 09, 2016 07:21,   

Updated March. 09, 2016 07:33

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中国の王毅外相は8日、北朝鮮核問題など韓半島問題を解決するためなら6者協議の方式に固執しないという考えを明らかにした。王外相は同日、北京メディアセンターで行われた全国人民代表大会(全人代)の記者会見で、「韓半島の核問題を交渉テーブルに再び置くことさえできるなら、3者、4者、5者接触などの構想に開かれた態度だ」と述べた。

この発言は、1月の北朝鮮の4度目の核実験直後、朴槿恵(パク・クンへ)大統領が提案した5者協議(北朝鮮を除く)を中国が検討する可能性があることを示唆したのだ。

王外相は、「韓半島問題の最終的解決のためには病の症状によって薬を処方しなければならない。単純に制裁と圧力を盲信することは無責任な態度だ」と指摘し、韓半島の非核化と平和協定の並行推進が必要だと主張した。

王外相は、最近、軍事的緊張が高まっている韓半島状況について、「剣抜弩張(剣を鞘から抜いて、石弓に矢をつがえて弦を引くという意味)」という四字熟語を引用し、「一触即発の危機局面であり、火薬の臭いが充満している。緊張が高まって統制力を喪失すれば、皆に災いになる」と憂慮した。また、「中国と韓半島は山水が接する同苦同楽(苦楽をともにする)の関係」とし、「中国は韓半島の安定が根本的に破壊されたり中国の安全と利益が理由なく損害を受けることを座視しない」と強調した。

国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議案に対しては、「(中国は)決議案2270号を含め各種決議を忠実に執行する責任と能力がある」とし、徹底した履行を約束した。

中国の官営メディアの記者が、「韓半島で戦争が起きれば、中国は韓国戦争の時のように『抗米援朝』に出るのか」と質問すると、王外相は即答を避け、「北朝鮮との伝統的友好を重視する」としつつも、「同時に韓半島非核化に対する立場は確固不動だ」と述べた。



베이징=구자룡특파원 北京=ク・ジャリョン特派員 bonhong@donga.com