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初の彗星着陸探査ロボット・フィラエ、彗星の懐で永遠に眠る

初の彗星着陸探査ロボット・フィラエ、彗星の懐で永遠に眠る

Posted February. 16, 2016 08:30,   

Updated February. 16, 2016 08:39

「グッバイ…フィラエ」

2014年に人類史上初めて彗星に着陸した欧州の探査ロボット「フィラエ」(写真)が、永久冬眠の状態に入る。フィラエとの交信を取り行っているドイツ航空宇宙センター(DLR)は12日(現地時間)、ホームページを通じて、「フィラエにこれ以上の命令を下せない状態に差し掛かっている」とし、「今こそ、フィラエに別れを告げる時だ」と明らかにした。フィラエの彗星探査を総括する欧州宇宙機関(ESA)も同日、フィラエの運営中止を公式に発表した。

フィラエは2004年3月、ESAの彗星探査船「ロゼッタ」号に乗せられて、10年間計6億4000万キロを飛び、2014年11月12日、いわば「チュリ」と呼ばれる彗星「67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」に着陸した。しかし、着陸過程で方向を制御する補助推力発生装置と彗星の表面に胴体を固定させるアンカーが十分に働かず、着陸予定地から1キロ離れた絶壁の縁の陰に不時着した。太陽光を十分に受けられなかったフィラエは、64時間で放電してしまった。

7ヵ月後の昨年6月13日、67Pが太陽に近づいたことで、フィラエは充電を終え、再び作動し始めた。しかし、その復活は長く続かなかった。フィラエは8回に渡って、2分弱の短い信号を送ってきたが、昨年7月9日を最後に、これ以上信号を送ることができなくなった。

フィラエは予想より早めに任務を打ち切ることになったが、欧州宇宙機関はすでに1次探査目標値の80%の成果を上げたと評価した。英エクセター大学のマーク・メコグリーンは、「フィラエが収集したデータの分析だけで数年はかかるだろう」とし、「太陽系の進化の過程を解明するのに役立つことになるだろう」と語った。



송경은동아사이언스기자 ソン・ギョンウン東亜サイエンス記者 kyungeun@donga.com