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馬雲氏、「中国は消費国に移行中」

Posted January. 25, 2016 07:38,   

Updated January. 25, 2016 08:21

(6)馬雲氏、「中国は消費国に移行中」

中国最大手の電子商取引会社アリババの馬雲(写真)会長は、「中国は輸出主導型の国から消費(輸入)中心の国に変わるために努力している。中国の経済低迷を心配する必要はない」と語った。

スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム(WEF)に出席した馬会長は21日、ロシア国営衛星チャンネル・ロシアトゥデイとのインタビューで、「中国の消費は増え、サービス業とハイテクビジネスもよくなっている。伝統的ビジネスだけが低迷している」と言い、「これは健康な現象だ」と強調した。

馬会長は、「中国は輸出主導から輸入、すなわち消費中心に経済構造を切り替えている過程にあるだけに、今後2〜3年ぐらいは挑戦的状況があるかもしれないが、中国の消費や雇用市場が膨らみつつある限り、(中国経済を)心配する必要はない」と主張した。

特に、「現在の中国の中産層は(全体13億人の人口中)約3億人だが、10〜15年内にその数は5億人に膨らむだろう。これは中国だけでなく、世界に(よい)チャンスになるだろう」と見込んだ。さらに、「心配するな(Don‘t worry)」と繰り返した。

馬会長は、米市場と経済状況悪化の可能性を尋ねる質問に対しても、「私はいかなる市場も心配しない。私は市場ではなく、『我々(アリババ)がどうすれば、もっとうまくできるだろうか」だけを心配し、悩んでいる」と答えた。

国際通貨基金(IMF)の李昌鏞(イ・チャンヨン)アジア太平洋担当局長は同日、米ニューヨークのコリアソサイエティーで行われた座談会で、「中国経済のハードランディング」の可能性を尋ねる質問に対し、「中国経済成長率の下落は予想されたスピードであり、持続可能な成長に向け進んでいる」と答えた。

中国成長率は、2014年の7.4%から昨年は6.9%に下がり、今年は6.3%に見込まれている。李局長は、「大きな船(中国)が方向を変える過程ではある程度の波(市場の衝撃)はあるかもしれないが、ハードランディングとは受け止めていない」と説明した。



뉴욕=부형권특파원 ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 bookum90@donga.com