Go to contents

「ビートルズお前すら」音楽ストリーミング「解禁」

「ビートルズお前すら」音楽ストリーミング「解禁」

Posted December. 28, 2015 07:26,   

数か月前、とあるテレビ局で盗難事件があったが、。

とあるプロデューサー(PD)が、局内で社員証を紛失したが、その社員証で誰かが局内資料室で資料を貸出したことが明らかになり、単なる紛失事故として忘れ去られたかもしれないことが大問題となった。

窃盗犯がPD社員証で貸出したのは、数枚のCD。その大半が豪州ロックバンド「AC/DC」のCDであることが目立った。事件当時、AC/DCのすべてのアルバムは、バンド政策によって国内では音源ストリーミングサービスが行われなかった。そのPDは、「窃盗は悪行だが、最近のような時代に、ロック音楽の源流を求めようとする情熱だけは高く買いたい」と苦笑した。

AC/DCやレッドツェッペリンの複数のアルバムは、驚くべきことに最近になってようやく国内で正式音楽ストリーミングサービスが始まった。先日まで彼らは、ビートルズと共に、世界で音楽ストリーミングサービスを認めない数少ないバンドの一つだった。「我々の音楽を聞きたければ、CDを買いなさい。少なくともきちんとお金を払ってダウンロードをするとか」という誇り。

その神聖な群れの中の「最高峰」と言われていたビートルズが24日、アップルミュージックやスポティファイなどの海外主要音楽サービスで、史上初のストリーミングサービスを開始した。ダウンロード無しに、1回のクリックでいつでもどこでも、ビートルズの「Yesterday」や「Lucy in the Sky with Diamonds」を聞くことができる。誰かにとってはクリスマスの驚くべきプレゼントだろうが、別の人たちは、ビートルズまで崩れたのは音楽市場の物悲しい勢力図の変化を見せつけていると、浮かぬ顔をしている。音楽収益の半分以上がストリーミングに移った市場で、ビートルズまでが「しっぽ」を下げたことになる。

もちろん、意地っ張りの頑張る姿が完全に終わったわけではない。たとえば、キングクリムソンやバージ、ツールがある。とりわけクリムソンは、彼らの神秘な音楽世界のように、ストリーミング市場に降参しない最後の砦と言われている。さすが、歴史的な名盤と言われている彼らのデビューアルバムの最初の曲「21世紀の精神異常者」は、どれほど予言的タイトルを持っているのか。それは頑固な性格のリーダー、ロバート・フリップの異名でもある。

最近、新たにリリースされたビートルズのヒット曲コレクション「1+」のCD包装を破る前に、アップルミュージックで、ビートルズの「A Day in the Life」を再生した。「ワンクリック」の便利さに感謝する一方、今回のストリーミング「解禁」に、実況を含めビートルズのいくつかのアルバムが含まれなかったことが、どれほど幸いか、安堵するこの性根。精神異常ともいえる。



imi@donga.com