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ロシア旅客機テロに「缶爆弾」使用、ISが写真を公開

ロシア旅客機テロに「缶爆弾」使用、ISが写真を公開

Posted November. 20, 2015 09:33,   

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先月31日、224人が搭乗したロシア旅客機を墜落させた爆発物は、小さな炭酸飲料の缶だった。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は18日、ウェブ版英字機関誌「ダビク」で、旅客機墜落に使ったという簡易爆弾の写真を公開した。写真の爆弾は、炭酸飲料の缶と雷管、起爆装置など簡単なものだった。

同誌は、「爆弾をひそかに機内に持ち込み、ロシアが軽率な決定(シリア空爆)をして1ヵ月後にロシア十字軍224人を殺害した」と明らかにした。

テロ犯は、缶の下に穴をあけ、爆発物を入れて縫い合わせた。中央の線は缶とつながって起爆装置の役割をし、テロ犯は旅客機に乗らずに遠隔操作で爆弾を爆発させた。専門家たちは、「缶に入った爆発物は、一般の軍用手榴弾の火薬より多い」と話した。途方もない威力ではないが、旅客機に小さな穴をあけて空中分解させるには十分だという。

一方、フランス・パリ連鎖テロのテロ犯が着用した爆弾ベストも関心を集めている。ベストには、液体爆発物TATP(過酸化アセトン)が入っていた。爆発力はTNTの83%程度だが、原料の大半は生活用品店や化粧品販売店で簡単に手に入る。ベルギー警察は、カリブ海地域出身でベルギーに居住していた「ムハンマドK」という爆弾製造犯が、パリ連鎖テロの容疑者に爆弾を提供したと見て追跡している。

129人の命を奪ったパリ連鎖テロにかかった費用は1万ドル(約1164万ウォン)にもならないという分析も出ている。2001年の米9・11テロの場合、長距離飛行や操縦訓練などに多くの費用がかかり、合計50万ドルが費やされた。