与党セヌリ党の劉承旼(ユ・スンミン)議員の嶺南(ヨンナム)大学での講演が突然取り消しになったことに対し、憶測が飛び交っている。嶺南大学学報社側は25日、大邱(テグ)が選挙区の劉議員を招待してトークコンサートを企画したが、日程が合わず取り消したと説明した。しかし、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と嶺南大学の関係を考えると、何か別の事情があるのではないという疑念が抱かれる。
嶺南大学は、朴大統領の父親である朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領時代に青丘(チョング)大学と大邱大学が合併して誕生した慶尚北道(キョンサンプクト)地域の代表的な私立大学だ。朴大統領は1980年4月に嶺南大学財団理事長に就き、同年11月から「平理事」(肩書きのない理事)を8年間務めた。現在、嶺南大学には「セマウル運動の伝導師」であり、朴槿恵政府初期の「影の実力者」とされた崔外出(チェ・ウェチュル)教授が副総長を務めている。このような事情から、学校側が後になって劉議員の講演を知り、取り消しを促した可能性があるという憶測が流れている。
朴大統領は7月の国会法問題の時、劉議員と関連して、「裏切りの政治を国民が審判してほしい」と呼びかけた。当時、大統領の意向に反して与野党合意を引き出した劉議員は、「大韓民国は民主共和国であることを明らかにした憲法第1条第1項の至厳な価値を守りたかった」と話し、朴大統領を暗に批判して院内代表席から退いた。朴大統領が9月の大邱訪問の際、この地域のセヌリ党議員の出席を拒否したこともこれと無関係ではないという見方が出ている。今、大邱・慶尚北道地域では、来年の総選挙で劉議員本人だけでなく彼に近い議員がセヌリ党の公認を受けて当選できるかが焦眉の関心事だ。
政治の領域で起こることはそうとして、表現と学問の自由が保障されなければならない大学で、外部者の講演が政治のものさしで左右されることはあってはならない。今月12日に予定された劉議員の慶北大学での講演が個人的事情という理由で延期になったことも釈然としない。






