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[オピニオン]サッカー黄金世代の勝利

Posted October. 20, 2015 07:29,   

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サッカーU−17ワールドカップ(W杯)は国際サッカー連盟(FIFA)主催で2年ごとに開催されるユース大会だ。U−17は、17歳以下の男子を意味するが、我々の学校年齢では高校2年生以下に当たる。U−17W杯の上は20歳以下の男子が参加するU−20W杯があり、その上にW杯がある。韓国はW杯で4強、U−20W杯で4強、U−17で8強まで進出した経験があるが、どの大会でもブラジルに勝ったことはない。今年チリで開催されているU−17W杯で18日、初めてブラジルに勝った。

◆わが国は17歳前後の年代に才能ある選手が多く集中している。U−17W杯代表で最も注目されている李承佑(イ・スンウ=17)はスペインのFCバルセロナのユースチームに所属していたが、最近トップチームのすぐ下のFCバルセロナBに昇格した。代表メンバーには選出されたものの、負傷で離脱しているチャン・ギョルヒ(17)もFCバルセロナのユースチーム出身だ。今大会は招集されなかったが、ビジャレアルのアン・ジュンヒョク(16)、マラガのチャン・インソク(15)らもいる。1年前だったらU−17代表に招集されたはずのペク・スンホ(18)はFCバルセロナB所属だ。

◆留学派だけが優れているのではない。現代(ヒョンデ)高校のイ・サンホン(17)は18日の試合でブラジルの守備2人を相手に切れ味鋭いドリブルを見せ付けた。イ・サンホンも、いつもの普通の高校選手だと思っては困る。プロサッカーKリーグ・蔚山現代(ウルサンヒョンデ)のユースチームに所属しているのだ。この世代は、留学組であれ国内組であれ、高度の体系的なトレーニングを受けており、韓国の史上最強のサッカー世代の登場を予告している。

◆彼らは、ロシアW杯が開催される2018年には20歳前後になる。サッカーでは18歳から成人と看做される。実力さえ認められればロシアW杯からも十分活躍できるし、2022年カタールW杯では代表の中心になる世代だ。ユース時代から海外に留学して学んだ初の世代である孫興民(ソン・フンミン)らと彼らが一緒になれば、2002年W杯の4強を越える新たな歴史を残すこともできるだろう。

宋平仁(ソン・ピョンイン)論説委員 pisong@donga.com