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北朝鮮のミサイル発射成功時にはICBM実戦配備も可能、駐中韓国大使が見解示す

北朝鮮のミサイル発射成功時にはICBM実戦配備も可能、駐中韓国大使が見解示す

Posted September. 19, 2015 07:06,   

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韓米両国は、北朝鮮が来月10日に労働党創建70周年を迎え、平安北道(ピョンアンプクト)の東倉里(トンチャンリ)基地から長距離ミサイルを発射する可能性を高く見ていることが分かった。

米国を訪問し、北朝鮮核の対策を協議している政府関係者は17日(現地時間)、ワシントン特派員らと懇談会を開き、「北朝鮮の発表などを分析した結果、長距離ミサイルの可能性は高そうだ。発射場所は平安北道東倉里であると見ている。拡張工事がある程度終わったようだ」と述べた。そして、「北朝鮮は、ミサイル試験発射をした後、国連が措置を取ると、それを口実に再び核実験をするパターンを繰り返している」とし、「今回もそうするとは限らないが、現在のところ衛星発射を装った長距離ミサイル試験の可能性は高い」と説明した。

同関係者は、中国の北朝鮮への圧力行使の可能性については、「北朝鮮がミサイル発射を示唆したことに対して、中国も明確に反対の考えを表明している」とし、「中国が具体的にいつ、どのようなメッセージを北朝鮮に送ったのか私たちが言及する問題ではないが、中国も国連安全保障理事会の決議を違反する行為に対して非常に強い語調で反対の考えを表明している」と付け加えた。

一方、金章洙(キム・ジャンス)駐中大使は18日、中国・北京の大使館で開かれた国政監査で、「拡張工事が終わった東倉里の施設では、射程距離1万5000キロ以上の大陸間弾道ミサイル(ICBM)も発射できる」とし、「北朝鮮はいつでも発射が可能にみえる」と強調した。

金大使は、「具体的な兆候があって話しているわけではない」としながらも「北朝鮮は『決心だけすれば発射できる』と度々述べ、今回も同様の話をした」としてこのように話した。

金大使は、「北朝鮮が今回、長距離ミサイルの発射に成功すれば、ICBMが実戦使用の水準に到達することになるという意見に同意するか」と問われ、「そうだ」と答えた。金大使は、北朝鮮が長距離ミサイルを発射すれば、中国は国連の制裁に加わるとの考えを示した。



ddr@donga.com