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絶滅危機種の金ガエル、ソウル市とソウル大公園が復元に挑戦

絶滅危機種の金ガエル、ソウル市とソウル大公園が復元に挑戦

Posted July. 10, 2015 07:13,   

1日、京畿道果川市(キョンギ・グァチョンシ)にあるソウル大公園の両生類繁殖場。1センチほどの小さなオタマジャクシ数匹が、泥の中で動いていた。大公園は、2005年から両生類の増殖に乗り出し、これまで山ガエルやヒキガエル、サンショウウオなど、約5万匹を増殖させてきた。この日目にしたオタマジャクシの種を尋ねると、大公園のイ・ミョンヒ生態研究総括主務官(37・女)は慎重な口調で、「夢の中でさえ待ち兼ねていた奴らが、いよいよ卵から孵った」と話した。

イ氏が打ち明けた秘密の主人公は、背中に金色のラインが描かれている韓国固有種の金ガエル(英語名はSeoul pond frog)。かつて、ソウルをはじめ韓半島西部のいたるところでよく目にしていた種だ。しかし今は、京畿道西部や忠清南道(チュンチョンナムド)の一部の田んぼや沼でしか見れない絶滅危機種となった。環境汚染や都市開発が金ガエルを追い出したのだ。

ソウル市とソウル大公園が、まさに、この金ガエルの復元に挑戦している。正確にいえば再挑戦だ。7日、ソウル市によると、市と大公園は昨年2月から、「金ガエル復元プロジェクト」を開始した。都心生態系を回復させるためには、食物連鎖の中間捕食者に位置づけられる両生類の復元が欠かせなかったからだ。英語名に、「ソウル(Seoul)」が入った金ガエルが、最適な復元候補に選ばれた。しかし、昨年の初挑戦は失敗に終わった。金ガエルのオタマジャクシの餌を十分に供給することができなくなり、結局すべて集団死した。

しかし、今年は空気が違う。大公園側は6月、金浦(キンポ)平野周辺で金ガエルの優良成体8匹を確保し、数千個の卵を確保した。金ガエルのオタマジャクシの口が、ほかのオタマジャクシのそれより小さいことを考慮して、エサ付けも成功的に調整している。金ガエルのオタマジャクシは、小さな熱帯魚のえさと白菜のはっぱを主に食べる。

イ氏は、「ほかのカエルも何度も試行錯誤を経て、増殖に成功した」と言い、「放し飼いの時期は、金ガエルのオタマジャクシが成体になる8月末が適切だろう」と話した。今年、ソウル市と大公園が計画している放し飼いの規模は、約1600匹。多様な形の湿地環境やエサが豊富な九老区(クログ)のクンドン生態公園が有力な放し飼いの予定地として挙げられている。

仁川(インチョン)大学生物学科のイ・サンチョル主任研究員は、「生態系の『ミッドフィールダー』と言われている金ガエル復元の成功如何は、ソウル都心生態の健康さを測定する重要な指標になるだろう」との見方を示した。