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52日間の空席、黄教安氏が首相就任

Posted June. 20, 2015 06:56,   

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黄教安(ファン・ギョアン)氏が18日、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の任免状を受け取り、第44代首相に正式就任した。李完九(イ・ワング)氏の辞任から52日ぶりに首相空席事態が解消されたのだ。

朴大統領は同日、黄首相に任命状を授与しながら「MERS(中東呼吸器症候群)終息に首相が前面に出て最善を尽くしてほしい」と話した。当面は「MERS首相」になってほしいとの注文だった。黄首相は、任命状を受け取った後、すぐMERS感染者治療の最前線であるソウル中区(チュング)の国立中央医療院を訪問した。

黄首相は、同医療院で「国民の生命と安全は、国家存立の最優先価値だ。MERSによる不安が続き、首相として重い責任感を感じる」とし、「自らコントロールタワーになり、MERS終息の先鋒に立つ」と話した。また「患者治療に多くの医療関係者らが困難を甘受しながらベストを尽くしている」と言い、「わが国の医療陣は卓越した実力と強い使命感を持っているので、MERSが遠くないうちに撲滅されることを期待する」と医療関係者らの労をねぎらった。

その後、中区保健所訪問を終え、政府ソウル庁舎で「MERS対応汎政府対策会議」を初めて主宰した。これまでは首相職務代行を務めた崔鍫煥(チェ・ギョンファン)経済副首相が毎日主宰したデイリー点検会議を汎政府対策会議に拡大して運営することにしたのだ。就任式は、MERS関連の現場訪問や会議に参加した後の午後6時、政府ソウル庁舎で行われた。

これに先立ち、黄首相に対する任命同意案は同日午前、国会本会議を通過した。在籍議員298人のうち278人が表決に参加し、賛成156票、反対120票、無効2票で可決された。表決は、与野党が統一方針をまとめず議員個人の自由意思で行われたが、与党議員は賛成、野党議員は反対にまとめて票を入れ、与野党間の認識のズレを鮮明にした。



egija@donga.com