Go to contents

14才の少年にまで電気拷問、残酷な「イスラム国」

14才の少年にまで電気拷問、残酷な「イスラム国」

Posted June. 03, 2015 07:23,   

한국어

14才の少年を電気拷問にかけたり、500人の少年を拉致して自爆テロの訓練をさせるなど、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」がますますその残酷さを増している。

BBCは1日、「イスラム国」が14才のシリア少年アフメド君を殴って拷問にかける衝撃的な映像を公開した。「イスラム国」が掌握したシリア北部の都市ラッカでパンを売っていたアフメド君は、知り合いの2人の男性から「イスラム国」メンバーの集合場所にカバンを置いてきてほしいと頼まれた。このカバンには爆弾が入っていた。このことを知らずにカバンを持って行ったアフメド君は、「イスラム国」に2日間拘束され、拷問を受けた。

BBCが公開した映像には、頭からつま先まで黒い服を着て覆面をかぶった2人の「イスラム国」メンバーが、アフメド君の両手を天井に縛って殴る様子が映っていた。アフメド君はBBCとのインタビューで、「カバンに爆弾が入っているとは知らなかったと繰り返し言ったが信じてもらえなかった。電気ショックはとても痛くて、『お母さん』と悲鳴をあげると、電圧をもっと上げた」と話した。

拷問が終わった後、アフメド君は死刑を言い渡されて刑務所に投獄されたが、哀れに思った死刑執行人の助けで辛うじて脱出に成功した。トルコに逃れたアフメド君は、今も悪夢に苦しんでいるという。

一方、トルコのアナドル通信も、「イスラム国」がイラク西部アンバル州で14〜16才の少年400人を拉致し、自爆テロ要員に養成するために「イスラム国」の基地に連れて行ったと報じた。さらに、「イスラム国」メンバーは、東部ディヤラ州でも同様の目的で同じ年頃の少年100人を拉致したと伝えた。