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マリインスキー・バレエ、キム・ギミンが東洋人初プリンシパルに

マリインスキー・バレエ、キム・ギミンが東洋人初プリンシパルに

Posted April. 16, 2015 07:19,   

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「ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)のガラ公演に参加するために米ニューヨークに到着した時、同行していたマリインスキー・バレエの指導委員が言いました。「ギミン、バレエ団のホームページを見てみなさい。いい知らせがあるよ」と。確認して驚きました。私の名前の横にずっと夢見ていた「プリンシパル」というタイトルがあったんです」

15日、米ニューヨークで電話を受けたロシア・マリインスキー・バレエのプリンシパル、キム・ギミン氏(23)の声は興奮していた。

マリインスキー・バレエは13日、公式ホームページを通じて、キム氏をプリンシパルに昇格させたと発表した。東洋人バレリーノが世界的なバレエ団でプリンシパルになったのは初めて。

キム氏は、「2011年にマリインスキー・バレエに入団した時も、東洋人バレリーノ初入団の記録を作ったが、今回のプリンシパル昇格が再び新しい道を開いたようでうれしく、肩の荷が重い」と語った。

そして、「西洋で活動する東洋人バレリーノのハンディキャップが誰よりもよく分かるため、ただ上手だという程度では不十分で、突出して上手くなければならないという心構えで他人よりも練習に熱中した」と話した。

ロシアのサンクトペテルブルクにあるマリインスキー・バレエは1783年設立され、232年の歴史を持つ世界トッブレベルのバレエ団だ。他のバレエ団と違って、別途の昇格試験制度がない。その代わりに、普段の舞台の上でダンサーの資質と実力を評価して昇格を決める。キム氏は、「今回の昇格はサプライズプレゼントだ」と喜んだ。マリインスキー・バレエの等級は「プリンシパル−ファーストソリスト−セカンドソリスト−コールド・バレエ(群舞)に分かれる。

キム氏は26日、マリインスキー・バレエの看板レパートリーの一つである「シェヘラザード」の公演で金の奴隷を務め、プリンシパルとして初舞台に立つ。また、6月1、6日、米国のアメリカン・バレエシアター(ABT)のバレエ「ラ・バヤデール」の主役「ソロル」を務め、客員ダンサーとしてデビューする予定だ。韓国のバレリーノがABTの舞台に主役として立つのも初めて。

キム氏は、「これまでは東洋人のバレリーノが主役を演じられることを証明するために努力してきたとすれば、これからは東洋人プリンシパルの真価を知らしめるためにより努力する」と意気込みを語った。



kimje@donga.com