米プロバスケットボール(NBA)でもない全米大学体育協会(NCAA)男子バスケットディビジョン1のベスト64入りトーナメントに膨大な規模の「賭け」が行われたという見方が出ている。ベスト64入りトーナメントは、毎年3月、全米がバスケットボールフィーバーに包まれるということで、「3月の狂乱」とも呼ばれている。
米紙シカゴ・トリビューンなどは19日付で、米ゲーム協会(AGA)が試算した資料を引用して、今シーズン、「3月の狂乱」の勝敗当てに掛けられた「ベッティング」規模は90億ドル(約10兆ウォン)に上ると報じた。勝敗当ては、67試合(決勝戦を含むトーナメント63試合+下位8チームのベスト64入り決定戦の4試合を含む)の結果を予測するのだ。
AGAは今回のトーナメントに、個人別に1試合当たり平均29ドル(約3万3000ウォン)が賭けられたと試算した。AGAは、4000人余りがベッティングに参加しており、団体や企業のベッティングまであわせれば、ベッティング規模は90億ドルに上ると明らかにした。
「バスケットボールマニア」といわれているバラク・オバマ米大統領も、ベッティングに参加したという。オバマ大統領は、ケンタッキー・アリゾナ・ビラノーバ・デューク大学をベスト4入りに選んでおり、最終優勝はケンタッキー大学だろうと見込んだ。
ケンタッキー大学は今シーズン、南東部カンファレンスで34戦全勝を達成した。ケンタッキー大学はベスト64入りトーナメントで、全体の1番シードを受け、中西部地区のトップに配置された。ケンタッキー大学がベスト64入りから決勝まで6回の試合で全て勝利し、40勝無敗で優勝すれば、1976年、インディアナ大学以降39年ぶりの大記録となる。ベスト64入りトーナメントの決勝戦は、4月7日、インディアナポリスで行われる。






