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三星、スマホ向け一体型メモリー「イーポップ」を量産

三星、スマホ向け一体型メモリー「イーポップ」を量産

Posted February. 05, 2015 07:04,   

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三星(サムスン)電子は4日、世界初のスマートフォン向け「イーポップ(ePoP=embedded Package on Package)」を量産し、グローバルモバイル企業に本格的に供給すると明らかにした。

三星電子が昨年、初めてウェアラブル(身体に着用可能な)機器用として量産したイーポップとは、サイズの小さなウェアラブル機器に合うよう、モバイルDラムやナンドフラッシュ、コントローラーを一つにまとめて、モバイルアプリケーションプロセッサー(AP)上にそのまま搭載できる製品だ。これまで、ナンドフラッシュは熱に弱く、高温で動作するモバイルAPとは一緒に搭載できないとみなされてきた。しかし、三星電子が耐熱限界を高めたイーポップを開発したことで、業界の常識を覆した。

三星電子のイーポップは、20ナノ級3ギガバイト(GB)LPDDR3モバイルDラムと32GB内臓ストレージ(eMMC=ナンドフラッシュ+コントローラー)を一つのパッケージに仕上げた。従来製品に比べ、実装面積を40%削減することができ、スマートフォンをより薄くデザインして、大容量のバッテリーを搭載することができる。

三星電子・メモリー事業部のベク・ジホ専務は、「大容量のイーポップが最新のフラグシップのスマートフォンに搭載されたことで、多様なマルチタスキングをより早く、かつ長く楽しむことができるようになった」とし、「今後、性能が大幅に向上された次世代イーポップで、プレミアムモバイル市場の成長の勢いを高めていきたい」と話した。