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旧正月の前後に離散家族再会か

Posted January. 17, 2015 07:12,   

政府の対話提案に応じない北朝鮮は、連日、韓米合同軍事演習の中止を主張し、威嚇攻勢を続けている。特に、北朝鮮は対話条件を先に解決することが韓国の「真正性」を示すことだと主張している。

北朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は16日、「対話ムードを破壊する朝鮮侵略の合同軍事演習」と題する論評で、「南朝鮮(韓国)当局が米国と共に行う合同軍事演習は、我々に対する露骨な軍事的威嚇であり、敵対行為であり、侵略企図だ」とし、核戦争の災難を迎え得ると警告した。

また、「南朝鮮当局が心から北南間の対話と関係改善を望むなら、何よりも朝鮮侵略戦争の演習を全面中止する実践的な行動で真正性を示さなければならない」とし、韓国政府にボールを投げた。

政府は、北朝鮮の主張が南北対話で交渉力を強化するためのものである可能性を念頭に置き、対話の準備をしていく方針だ。政府は、南北が合意すれば離散家族再会の準備にすぐに着手する計画だが、北朝鮮の硬直した態度のため、旧正月後に再会が実現する可能性も排除していない。政府関係者は、「離散家族の多くが高齢なので健康問題などをチェックしなければならず、選定作業に多くの時間がかかる」とし、「準備期間が少なくとも4週から6週必要な点を考慮すると、旧正月前の再会は難しいだろう」と見通した。

一方、柳吉在(リュ・ギルチェ)統一部長官は同日、ソウル江南区(カンナムク)のコエックスで開かれた「韓国中等校長協議会冬季研修会」の特別講演で、「北朝鮮がずっと条件について話をする。これは対話を回避する態度だ」とし、「韓国政府の真正性を疑わず、対話のテーブルに出てこなければならない」と強調した。