チェイニー元副大統領「ＣＩＡのテロ犯尋問は拷問ではない」

２００１年の９・１１テロ後、米国のイラクやアフガニスタンとの戦争を主導したチェイニー元副大統領が１４日、「中央情報局（ＣＩＡ）の海外テロ容疑者の尋問は拷問ではない」と主張し、ＣＩＡを弁護した。チェイニー氏は、ＮＢＣ放送の日曜時事番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、「それ（強化された尋問技法）は今すぐにでも行う」として、このように明らかにした。

チェイニー氏は、「米国人３０００人を殺したアルカイダの９・１１テロが拷問だ」とし、「９・１１テロとＣＩＡの尋問プログラムは比較の対象にならない」と強調した。そして、「私たちは（強化された尋問技法によって）大量に死傷者が発生する可能性があった米国へのさらなる攻撃を阻止し、オサマ・ビンラディンをはじめ９・１１テロに責任のある多くのアルカイダ指導者を逮捕した」と述べた。また、「ブッシュ大統領がＣＩＡの調査を承認した」とし、責任の一部を転嫁した。