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韓中日首脳会談で3ヵ国FTA交渉

Posted November. 15, 2014 04:31,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が韓中日首脳会談の開催を提案した中、政府が3ヵ国首脳会談の議題として韓中日自由貿易協定(FTA)の早急な締結を提案することを検討している。経済協力を通じて硬直した3ヵ国の外交関係を修復する考えだ。

政府高官は14日、「韓中日首脳会談で3国間FTAに弾みをつけることを提案することは当然」とし、「今後、FTAの早急な妥結だけでなく、外交的融和の触媒役となるだろう」と述べた。大統領府関係者も、「韓中FTAの妥結と関係なく、韓中日FTAは推進する価値がある」と必要性に共感を示した。

韓中日FTAは、最後に開かれた2012年5月の首脳会議で、3ヵ国の首脳が交渉準備の開始を宣言し、本格的に始動した。2013年5月の1回目の交渉以降、今年9月、第5回交渉まで行われたが、外交摩擦が続き、3ヵ国間の見解の相違が縮まらず、形式的な会議を脱しなかった。政府は、韓中日3ヵ国の関係修復に韓中日FTAが役立つと見ている。いわゆる「政経分離」原則によって、ほかの議題より負担が小さいうえ、相互貿易を増進して開放の幅を拡大し、経済成長を図るという大義名分もあるためだ。対外経済政策研究院は、韓中日FTAが締結されれば、発効後10年間、韓国の実質国内総生産(GDP)が1.45%増加すると見通した。

ただ一部では、韓中日首脳会談が実現するかまだ不透明な状況で、韓中日FTAの交渉をすることはあまりにも性急だという指摘もある。大統領府関係者は、「現在のところ、政府として韓中日FTAに関して決定を下していない」とし、「ひとまず首脳会談の推進状況を見守り、対応する」と述べた。