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「小降りの初雪」に凍った道路、ソウル外郭で23台が連続追突

「小降りの初雪」に凍った道路、ソウル外郭で23台が連続追突

Posted November. 15, 2014 04:31,   

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今年の初雪が降るや否や、高速道路で車23台が次々と追突する事故が起きた。仁川桂陽(インチョン・ゲヤン)消防署と韓国道路公社によると、雪が降り始めた14日午前5時40分ごろ、仁川桂陽区・ソウル外郭循環高速道路のソウン分岐点の板橋(パンギョ)方面で、京仁(キョンイン)高速道路のほうに出る2車線のランプ区間で、車23台がからむ連続追突事故が起きた。

道路公社は、初雪が降ったため、薄氷状態となった道路で、車1台がスリップして道路の壁にぶつかり、明け方前だったために暗い状況の中、車間距離を十分に確保せず、後を追っていた運転手らが、凍った路面できちんと止まることができず、次々に事故を起こしたものと見ている。複数の運転手が、凍った路面で、ブレーキがよく利かず、いきなりハンドルを左右に切ったため、2車線道路のランプ区間の左右の壁にぶつかったりした。人命被害は、軽傷者2人に止まったが、道路全体に事故の車がからんだため、事故から2時間20分後の午前8時ごろになって、ようやく道路が正常化され、通勤途中の交通渋滞は激しかった。

専門家らは、凍った道路は乾いた道路に比べて、停止距離が2倍ほど長いだけに、車間距離も2倍増やして運転すべきだと呼びかけた。交通安全公団の実験によると、乾いた道路で時速100キロで走っていて、急ブレーキをかければ、車が78メートルを走った後、完全に止まるものの、凍った道では、160メートルも走ってからようやく止まった。時速60キロで走っていて、急ブレーキをかけても、乾いた道路では35メートルの停止距離が、凍った道では、64メートルへと急増する。

通常、高速道路では、制限速度100キロにあわせて車間距離を100メートルに維持し、一般道路では、現在の速度から15を差し引いた数値に当たるメートル距離ほど、車間距離を確保すべきだというのが、専門家らの見方だ。三星(サムスン)交通安全文化研究所のチャン・テクヨン博士は、「冬場は、規定速度より20%減速しなければならない」とし、「速度にあわせて、車間距離だけきちんと確保すれば、連続追突事故は簡単に予防できる」と話した。