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イスラエル「休戦の無条件延長に同意」、ハマスは一蹴

イスラエル「休戦の無条件延長に同意」、ハマスは一蹴

Posted August. 08, 2014 03:26,   

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イスラエルとパレスチナ武装勢力・ハマスが、臨時休戦の期限切れをその翌日に控えた7日、長期的休戦に向けた交渉に入った。双方の同意によって、5日午前8時(韓国時間では午後2時)に始まった72時間の人道主義的休戦は、8日午前8時でその期限が切れる。

イスラエルとパレスチナ代表団は7日、エジプトのカイロで長期的休戦に向けた交渉に入ったが、これといった結論を出せずにいる。イスラエル側は、「条件無き休戦の延長に同意する」と明らかにしたが、ハマス側は、「休戦延長の報道は、根拠のない話だ」と一蹴した。イスラエルは、休戦の見返りとして、ハマスの武装解除を求めており、ハマスは、ガザ地区封鎖の解除やイスラエルに抑留されているパレスチナ人服役者の釈放などを要求しているという。

国際社会の休戦への圧迫もその度合いが強まっている。同日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、国連総会の特別会議で、「ガザと西岸地区、イスラエルを取り巻く苦痛の悪循環を、今こそ打ち切るべきだ」と、双方の決断を呼びかけた。氏は、「ガザを再建することは、今回が最後になるべきだ。これからは、(対立を)停めるべきだ」と強調した。ドイツ外交部の関係者は、エジプトとガザとの国境に、05年から07年にかけて配置されていた欧州連合(EU)支援団を、再配置することを双方に提案したと、CNNが伝えた。ガザ地区への封鎖を緩和するための措置だ。

国連は、今回の交戦で、ガザ地区の住民180万人の29%の52万人が住居地を離れ、1万戸以上の住宅が崩壊したと明らかにした。また、約1900人の死亡者のうち、70%ほどが民間人と推定されている。