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北朝鮮、中国の6者協議仲裁努力を一蹴

Posted April. 23, 2014 04:09,   

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中国が北朝鮮と米国を相次いで訪れ、6者協議の再開に奔走したが、北朝鮮は4度目の核実験の準備をしている。北朝鮮が中国の説得を受け入れていないことを物語る。

中国6者協議首席代表の武大偉・韓半島事務特別代表が訪朝したのは先月17〜21日。今月7日には米国で日米韓6者協議首席代表が会い、6者協議の再開条件に柔軟性に対応することを話し合った。韓国代表の黄浚局(ファン・ジュングク)外交部韓半島平和交渉本部長は、帰国翌日の11日に中国を訪れて武代表と協議し、武代表は14日に米ニューヨークに渡り、米国のデービス6者協議首席代表と対話復帰の可能性を模索した。

にもかかわらず、北朝鮮が核実験準備の動きを見せて緊張感を高めるのは、内部要因のためと分析されている。外交消息筋は22日、「核・経済開発『並進路線』の採択から1年が経った北朝鮮が、内部結束のために外部との対立構図を増幅させている」と指摘した。北朝鮮は、並進路線発表から1年が経った先月31日、労働新聞の社説を通じて、「並進路線を生命線とし、自主の道を進む」と明らかにした。また、「米帝の圧力」に屈しないとし、6者協議の前提条件である非核化措置も受け入れることができないと釘をさした。

6者協議の再開に向けて、韓米が主導的に作成した対話案を中国が北朝鮮に伝えたが、仲裁が事実上失敗したという見方も出ている。武代表は先月の訪朝で、平壌(ピョンヤン)ミリム乗馬クラブやメアリ射撃館など「儀礼訪問」の予定だけを消化し、任務のパートナーである金桂寛(キムゲグァン)第1外務次官には会えなかった。消息筋は、「中国が北朝鮮と密度ある対話ができない状況で、会談再開の突破口を見出せるのか難しい状況だ」と強調した。

しかし、北朝鮮が中朝関係の悪化を顧みず4度目の核実験に踏み切るのかは未知数だ。中国の習近平国家主席は、胡錦濤前主席に比べて核問題に強硬だ。2013年の核実験直後、中国は定例の高官級相互訪問を中止した。また、北朝鮮が同年5月、崔竜海(チェ・リョンヘ)軍総政治局長を特使として派遣した際、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の親書を片手で受け取り、開けて見ることもせず、不快感を示した。