北朝鮮の警備艇が離散家族再会が行われていた24日夜から25日未明にかけて、西海(ソヘ・黄海)上の北方限界線(NLL)を3度にわたって越えた。国防部はこれを「意図的で計画的な挑発」と判断した。
朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が元日に文武大王艦の艦長との電話で、「北朝鮮が韓国のNLLを越えようなどと考えることすらできないよう万全を期すことを望む」と要請したばかりだった。北朝鮮警備艇が1、2度目の侵入は20〜30分、3度目の侵入は2時間ほど韓国の領海を航海する間、軍は強力な対応をしなかった。「北朝鮮の警備艇が2マイル以上下りてこないため、警告に止まった」と説明するが、断固たる対応とは程遠い。
北朝鮮がNLLを越えたのは、韓国政府が南北和解の局面で軍事的緊張が高まる場合どのように対応するのか見るためだったのかもしれない。軍の対応は、大統領国家安保室との協議によるものだろう。大統領府は、離散家族再会のため金剛山(クムガンサン)に行っている韓国国民の安全と好転した南北関係を総合的に考慮して調節したのだろう。しかし、結果的に北朝鮮の相次ぐ挑発に無気力だった過去の政権と一体何が違うのだろうか。
朴大統領は、大統領直属の統一準備委員会を設置し、統一を準備して南北間対話と民間交流の幅を広げることを明らかにした。北朝鮮が応えてこそ実現できるビジョンだ。南北対話や交流もいいが、安全保障態勢に少しの揺るぎもあってはならない。






